2018年03月12日

「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。

AsthmaExpertMeeting2018.jpgけやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

週末に「気管支喘息」の講演会「Asthma Expert Meeting」に参加してまいりました。今回の講演会には、この地域で「気管支喘息」の診療に専門的にとりくむクリニックの医師ばかりが参加し、喘息のなかでも「咳喘息」と類縁疾患である「アトピー咳嗽」の鑑別についての講演をおききし、その後参加医師による症例検討が行われました。今回は私も症例提示担当として参加させていただきましたが、専門医ばかりが集まっていたこともあり、大変活発な討議が行われました。
「気管支喘息」はながく続く「咳」を特徴とし時に「喘鳴」もみられる慢性のアレルギー疾患ですが、かっては病名のとおり「喘鳴があるから喘息」という診断が通常であり、一般の方にもそのように認識が浸透しているようにも思います。しかしながら医学の進歩とともに診断機器も格段にレベルアップし、「喘鳴」がなくとも「呼吸機能検査」で気管支がせまくなっているかどうかの判断は可能となり、「FeNO測定」により気管支におけるアレルギー反応の有無が把握できるようになり、「呼吸抵抗測定」により気管支の炎症の程度までわかるようになりました。結果として「喘鳴がなく咳のみの症状」であっても「喘息」という診断が可能となり、治療により症状が治まった状態においても様々な検査を組み合わせることで喘息の本態である「慢性炎症」の状況を把握し、患者様それぞれの病状に応じた治療継続の必要性や治療薬の用量設定の判断まで可能となりました。今回の講演会では特に症状のみでは区別ができない「咳喘息」と「アトピー咳嗽」についての様々な臨床データを拝聴することができ、またディスカッションでは自分以外の喘息専門医がどのように診療にとりくんでいるかもよくわかり、大変勉強になったとともに良い刺激となりました。
今回の講演会で得た知見をこれからの診療に早速活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 06:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする