2018年11月11日

「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。

2018MeetTheExpert気管支喘息.jpgけやき内科のブログをご覧いただきありがとうございます。院長の加藤景介です。
名古屋で開催されました「気管支喘息」の講演会「Meet The Expert」に参加してまいりました。今回の講演会にはこの地域で気管支喘息の診療に専門的に取り組む総合病院・診療所の医師が参加し、基礎と臨床の分野で第一人者の先生のご講演を拝聴したのちに、名古屋の大学病院の呼吸器内科で診療を行う先生より実際に大学病院に紹介されてきた重症気管支喘息の患者様の病状経過や治療方針について提示いただき参加者全員で討議いたしました。ご講演の内容は大変勉強になったことはもちろんですが、私自身は大学病院でどのように重症喘息患者様の病状評価と治療計画をたてているかが実に興味深く、参加者の討議も大変活発に行われ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
けやき内科にも私が専門ということもあって大変多くの「気管支喘息」の方が通院治療をされてみえますが、患者さまによって病状は様々であり且つ症状だけでその病状を判断するのは困難です。「呼吸機能検査」により気管支の狭窄の程度を判断したり、「FeNO測定」により気管支におけるアレルギー反応の強さを評価したり、「呼吸抵抗測定」により気管支の炎症の状況を把握したりと、各種検査により的確な病状判断を行って、よりその患者様の病状に即した薬剤選択を行わなければいけません。また適切な吸入薬や内服薬での治療をおこなっても病状のコントロールが困難な最重症の患者様については、注射薬である「抗体薬」の適応を検討したり、気管支鏡を用いた「サーモプラスティ(気管支熱形成術)」の考慮等も必要になってきます。
今回の講演会では、参加した医師それぞれが非常に熱心に診療に取り組んでいる姿勢を感じることもでき大変刺激になりました。今回の講演会に参加して得られた知見を早速これからの診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 00:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月07日

Q「最近急に咳こむことが度々あります・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) 最近急に咳こむことが度々あります。一度咳こむとしばらく止まりません。息苦しさや痰が出るということはなく、突然咳こんでしばらく止まらないだけです。治療は必要でしょうか。

A) 質問の内容だけですとどういう状況で咳こむのかがわかりませんが、原因が何らかの呼吸器疾患であれば治療が必要だと思います。一つの可能性としては「咳ぜんそく」が挙げられます。「咳ぜんそく」は「気道過敏性の亢進」すなわち主に気管支が過敏となることによって生じる呼吸器疾患の一つで、何らかの刺激によって生じる「咳」を主症状とします。咳が出るタイミングとしては「室内から屋外に出た時など気温が変化した時」「台風など気圧の変化がある時」「電話に出たり話をしだした時」など様々です。風邪を引いた時に咳が長くひどく続くというのも特徴です。また「咳ぜんそく」の方は常に症状が続くわけではなく症状が出たり治まったりが通常ですが、およそ3割の確率で「気管支喘息」に移行すると言われています。「咳ぜんそく」と「気管支喘息」は、ともに「気道過敏性の亢進」によって生じる疾患ですが、「気管支喘息」と違って「咳ぜんそく」は気道狭窄が起きないため症状として咳こみに伴って「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」といった「気道狭窄音」が聞かれることはありません。一度呼吸器専門医を受診することをお勧めいたします。


(2018年11月7日 中日新聞市民北版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

posted by けやき内科 at 05:00| 教えて ドクターQ & A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

長引く「せき」にご注意ください。

2018秋中日新聞.jpg

「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

本日発行の中日新聞で「長引くせき」について名古屋市立大学の新実教授が解説されてみえます。気候のかわりやすいこの時期、風邪や気管支炎などの感染症が流行しやすいのはもちろんですが、喘息症状もでやすくなります。
この時期に「咳喘息」と診断される方もたくさんおみえになり、近年喘息患者数は増加しているとのこと。
「けやき内科」では「ぜんそく」については「呼吸機能検査」「呼気NO測定」「総合呼吸抵抗測定装置Mostgraph」を使用し、より的確な診断や詳細な病状判断を実施しております。またマルチスライスCTを用いた専用ソフトウェアでの「肺気腫解析」により、呼吸機能検査と合わせて「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の早期診断・治療にもつとめています。
咳が長引いたら一度専門医への受診をお勧めいたします!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


posted by けやき内科 at 05:00| マスコミ掲載など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

寒くなってきましたね。

2018寒くなりました.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

早いもので10月も後半に入りました。少し前まで夏のような日差しの日もありましたが、ずいぶん肌寒くなりました。体調を崩しやすい季節ですので、皆さん体調管理にお気をつけください。
昨日は今年のインフルエンザ予防接種が始まって初の土曜日ということもあり、半日で80人以上の患者様がおみえになり大変な混雑でした。
今年はすでにインフルエンザで学級閉鎖をしている学校も名古屋市内にあり、今年はインフルエンザの流行入りが早まるのではないかと懸念されています。「けやき内科」でもすでにインフルエンザと診断された方が何人かおみえになります。
予防接種をされてから効果が出てくるのに通常は2週間以上かかると言われています。一方で効果の持続期間は5ヶ月ほどと言われており、10月下旬に接種しておけば十分に今シーズン中は効果があると考えて良いと思います。

「けやき内科」では完全予約制(キャンセル不可)にてインフルエンザ予防接種を行なっております。現在予防接種を検討中の方は、お早めの接種をお勧めいたします!
今後とも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

posted by けやき内科 at 07:00| クリニックの風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました。

2018COPD講演会.jpg

けやき内科のブログをご覧いただきありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました。今回の講演会では「明日からのCOPD診療を再考する」と題して、愛知医科大学病院呼吸器アレルギー内科の伊藤理准教授からCOPDの治療薬の主体となるLABA(長時間作動性β刺激薬)・LAMA(抗コリン薬)についての最新の知見をご講演いただき、続いて私がプライマリケア医いわゆる開業医としていかにCOPD診療に関わるかをけやき内科の取り組みも含めて講演させていただきました。最後に公立陶生病院呼吸器アレルギー疾患内科の片岡健介部長も交えて会場からの質問も受けつつディスカッションを行いました。

「COPD」は喫煙を主な原因とする慢性呼吸器疾患で生活習慣病とも言えると思います。現在日本では500万人以上の未診断の患者が潜在する事が問題視されており、その早期診断と早期治療導入が勧められています。喫煙が主因である事から「高血圧」や「虚血性心疾患」などの合併症として存在する事も多く、そのような疾患で治療中の方から的確な診断によって潜在的COPDの方をすくい上げていく事も重要です。その一方でCOPDの治療薬は吸入薬が主となりますが、以前に比べて大変多くの種類の吸入薬が使用できるようになり、患者様の病状等から最適な薬剤を選んで処方するのも医師の役割です。しかしながら非専門医の医師にとってはなかなか判断できない場合もあることから、専門医と非専門医がいかにうまく連携して円滑な診療を行うかも重要となります。

今回の講演会では専門医・非専門医それぞれの立場でどのように診療に取り組むかを様々な側面から討議することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。また今回座長の労をお執りいただいたのは公立陶生病院副院長の近藤康博先生でしたが、実は今回の演者は私も含め全員研修医時代に近藤先生からご指導いただいており、まるで同窓会のようで非常に感慨深いものがありました。

今回の講演会で得られたものを早速今後の日常診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い致します。


posted by けやき内科 at 09:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする