けやき内科院長の加藤景介です。
先日禁煙補助薬「チャンピックス」の販売元である「ファイザー株式会社」より「タバコ値上がりに伴い禁煙治療希望者が急増し、結果禁煙補助薬の供給が不安定となった」という旨の発表がなされました。またその発表によると「禁煙治療開始時に処方されるスタートパックについては出荷を停止し、すでに治療をおこなっているかたについては治療継続ができるようにしたい。」とのことでした。
またチャンピックス以外の禁煙補助薬「ニコチネル」についても報道によると出荷増にともない品薄となっているとのことです。
「けやき内科」は「保険適用で禁煙治療ができるクリニック」として、開院以来たくさんのかたに禁煙治療をおこなってきました。「禁煙する」ということはさまざまな病気の発症・進行をおさえる非常に効果的な治療であり、積極的にとりくんでまいりました。
しかしながら現在の「禁煙治療」には制約もあり、「保険適用」も12週間(約3ヶ月間)しか認められておりません。3ヶ月以上の治療継続は「自費」扱いとなりますし、なんらかの理由で治療が中断され3ヶ月が経過してしまった場合でも一年間は保険が使用できず禁煙治療再開希望者は「自費」でしか治療がうけられません。
「けやき内科」としては、現在の供給不足の状況が解消されるまで「新規の禁煙治療開始」は見合わせることといたします。現状であらたに治療を開始しても、治療途中で「禁煙補助薬供給不足」のために「治療中断」となる可能性があり、その間に「保険適用」期間がきれてしまう可能性があります。そうなってしまうと一番被害を被るのは患者様です。
「ファイザー」の発表によると「2011年1月には供給が安定するよう生産体制を拡大する」とのことですので、新規の受付は「供給不足が解消され次第」といたします。
大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。