Q) 5才の子供が昼夜かかわらず咳をするようになりました。苦しそうに咳をするので喘息を疑いましたが、どのような症状だと喘息でしょうか。また、家庭で出来る対応を教えてください。
A) 小児喘息の典型的な症状は「笛声喘鳴を伴う呼吸困難の反復」とされており、「ヒューヒューゼーゼーいって苦しそうな様子が繰り返される」という症状です。質問から推測するとここまでひどくなさそうですが、喘息の可能性はあるでしょう。たとえば咳が一ヶ月以上続いていたり、他のアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎)があったりする場合、喘息をより疑います。小児は成人に比べて肺機能検査や気道過敏性検査などの客観的指標となるものが実施しにくいこともあり、咳のみではなく様々な状況を把握して判断することが重要です。
もし喘息であった場合は病状悪化の引き金となるアレルゲン(ダニやハウスダスト、ペットの毛など)をできるかぎり取り除いたり、家族に喫煙者がいれば禁煙してもらったりする必要があります。
まずは専門医を受診することをおすすめいたします。
(2010年11月26日中日新聞市民北版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)
2010年11月26日
「教えて!ドクター Q&A」を担当することになりました。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
けやき内科の加藤景介院長が、中日新聞朝刊掲載の医療コラム「教えて!ドクター Q&A」を担当させていただくことになりました!
病気に関するみなさまの身近な疑問に、院長がお答えいたします!
中日新聞の掲載日にあわせてブログでも紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
けやき内科の加藤景介院長が、中日新聞朝刊掲載の医療コラム「教えて!ドクター Q&A」を担当させていただくことになりました!
病気に関するみなさまの身近な疑問に、院長がお答えいたします!
中日新聞の掲載日にあわせてブログでも紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2010年11月24日
妊婦さんがインフルエンザにかかったら?
「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます!
日本産科婦人科学会が「妊婦に対する抗ウイルス薬投与の影響」についてまとめられたとのこと。「抗ウイルス薬」というのはインフルエンザにかかったときに使用される「タミフル」や「リレンザ」のことをさします。
そのまとめによると「2009年10月から日本国内の医療機関で、インフルエンザにかかって抗ウイルス薬を投与された妊婦のうちあきらかに妊娠に影響がでたものはなかった。(流産率など、投与されていない妊婦と同じだった。)」とのことです。
妊娠中のかたは「薬をのむとおなかの赤ちゃんに影響がでるのでは」と当然気にされると思います。
今回の発表により、そういった不安が多少は解消されるのではないでしょうか。
妊娠中のかたでもインフルエンザと思われる発熱・関節痛などの症状がでたら、積極的にはやめに受診することをおすすめいたします!
またインフルエンザ予防に重要な「予防接種」も妊娠中のかたは積極的にうけるべきだとされています。
「けやき内科」でももちろんおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください!
「けやき内科」をこれからもよろしくお願いいたします!
日本産科婦人科学会が「妊婦に対する抗ウイルス薬投与の影響」についてまとめられたとのこと。「抗ウイルス薬」というのはインフルエンザにかかったときに使用される「タミフル」や「リレンザ」のことをさします。
そのまとめによると「2009年10月から日本国内の医療機関で、インフルエンザにかかって抗ウイルス薬を投与された妊婦のうちあきらかに妊娠に影響がでたものはなかった。(流産率など、投与されていない妊婦と同じだった。)」とのことです。
妊娠中のかたは「薬をのむとおなかの赤ちゃんに影響がでるのでは」と当然気にされると思います。
今回の発表により、そういった不安が多少は解消されるのではないでしょうか。
妊娠中のかたでもインフルエンザと思われる発熱・関節痛などの症状がでたら、積極的にはやめに受診することをおすすめいたします!
またインフルエンザ予防に重要な「予防接種」も妊娠中のかたは積極的にうけるべきだとされています。
「けやき内科」でももちろんおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください!
「けやき内科」をこれからもよろしくお願いいたします!
2010年11月19日
けやきの紅葉
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
最近本当に寒くなりましたね。特に日が暮れてからは風もつめたく、肌につきささるようですね。朝のひえこみで早起きしてしまうかたもみえるのではないでしょうか?
「けやき内科」の「けやき」ですが、写真のようにすっかり「紅葉」しています。気温もそうですが、紅葉や日の陰りからも季節のうつりかわりを感じますね。二ヶ月ほどまえの猛暑が本当にうそのようです。これからもっと冷え込んでいくでしょうから、防寒対策をきちんととらないといけないですね。
みなさん、体調をくずされないよう気をつけてくださいね。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
最近本当に寒くなりましたね。特に日が暮れてからは風もつめたく、肌につきささるようですね。朝のひえこみで早起きしてしまうかたもみえるのではないでしょうか?
「けやき内科」の「けやき」ですが、写真のようにすっかり「紅葉」しています。気温もそうですが、紅葉や日の陰りからも季節のうつりかわりを感じますね。二ヶ月ほどまえの猛暑が本当にうそのようです。これからもっと冷え込んでいくでしょうから、防寒対策をきちんととらないといけないですね。
みなさん、体調をくずされないよう気をつけてくださいね。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2010年11月14日
日本感染症学会中日本地方会学術集会に参加してまいりました
「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます。院長の加藤景介です。
京都で開催されました日本感染症学会中日本地方会学術集会に参加してまいりました。先日お伝えしましたとおり、シンポジウムの一講演という大役をまかされ若干緊張もしておりましたが、私の発表を熱心にききメモをとったりする方もたくさんおみえになり充実感のあるものでした。自分の経験したことが今後いくつかの医療機関の感染対策に少しでも役立てていただけると思うとうれしく思います。また今回発表の場をあたえていただいた学会関係者の先生方には大変感謝しております。
今回学会後に開催された「ICD講習会」にも参加して参りました。「ICD」というのは「Infection Control Doctor (感染制御医)」のことで、私は日本感染症学会推薦ICDの認定をいただいています。
「インフルエンザ」や「肺炎」などの「感染症治療」というものはまず第一に「一人の感染症の患者様をなおす」というのが基本であることはいうまでもありません。しかしながら他の疾患とことなり「感染症は人から人にうつる」という特徴をもちあわせているため、「一人の患者様をなおす」のみでなく「他の人にうつらないようにする」「その地域で耐性菌(薬のきかない菌)が発生しないよう対策を考える」なども「感染症治療」に必要な事項として含まれてきます。「感染制御医」という点ではそのような側面が重要視されます。
以前勤務医時代には主に「院内感染を制御する」という役割を担ってきましたが、地域の一診療所の医師という今の立場でも「地域の感染症を制御する」という重要な役割を担わなければならないと考えています。
今回学会参加にあたり臨時休診とさせていただき、地域のかたがたには大変ご迷惑をおかけしました。
しかしながら学会参加により得たものを今後の診療にいかし、よりよい医療サービスを提供していきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
京都で開催されました日本感染症学会中日本地方会学術集会に参加してまいりました。先日お伝えしましたとおり、シンポジウムの一講演という大役をまかされ若干緊張もしておりましたが、私の発表を熱心にききメモをとったりする方もたくさんおみえになり充実感のあるものでした。自分の経験したことが今後いくつかの医療機関の感染対策に少しでも役立てていただけると思うとうれしく思います。また今回発表の場をあたえていただいた学会関係者の先生方には大変感謝しております。
今回学会後に開催された「ICD講習会」にも参加して参りました。「ICD」というのは「Infection Control Doctor (感染制御医)」のことで、私は日本感染症学会推薦ICDの認定をいただいています。
「インフルエンザ」や「肺炎」などの「感染症治療」というものはまず第一に「一人の感染症の患者様をなおす」というのが基本であることはいうまでもありません。しかしながら他の疾患とことなり「感染症は人から人にうつる」という特徴をもちあわせているため、「一人の患者様をなおす」のみでなく「他の人にうつらないようにする」「その地域で耐性菌(薬のきかない菌)が発生しないよう対策を考える」なども「感染症治療」に必要な事項として含まれてきます。「感染制御医」という点ではそのような側面が重要視されます。
以前勤務医時代には主に「院内感染を制御する」という役割を担ってきましたが、地域の一診療所の医師という今の立場でも「地域の感染症を制御する」という重要な役割を担わなければならないと考えています。
今回学会参加にあたり臨時休診とさせていただき、地域のかたがたには大変ご迷惑をおかけしました。
しかしながら学会参加により得たものを今後の診療にいかし、よりよい医療サービスを提供していきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。