けやき内科のブログをごらんいただきありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に東京で開催されました「呼吸器セミナー」に参加してまいりました。今回のセミナーは呼吸器疾患のなかの二大疾患ともいえる「気管支喘息」と「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」に関するセミナーです。全国から多くの専門医が参加し、広い会場でしたが満員で非常に熱気のあるものでした。
「気管支喘息」のセッションでは内科・小児科で、それぞれ日本では第一人者といわれている先生方がご講演されました。現在気管支喘息の診療において問題となっている「治療の継続性」や「吸入手技の正確さ」など、さまざまな事項についてお話しいただきました。
「COPD」のセッションでは、この分野では世界的に有名な先生がカナダから招待されご講演されました。COPDの疫学から現在の治療指針まではばひろくCOPDの診療に関しておうかがいしました。
けやき内科にも「喘息」「COPD」のかたはたくさん通院されておみえです。今回のセミナーでも話題になっていましたが、私自身呼吸器専門医として感じることとして一般に「喘息」や「COPD」という病気がまだ知られていないということです。「糖尿病」や「高血圧」といった疾患にくらべ、非常に認知や正しい知識の浸透がすくない印象があります。
私ができることは限られているかもしれませんが、「呼吸器専門医」としてまだまだ社会の中ではたすべき役割はおおきいと感じました。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。