2011年05月03日

今日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です!

World Asthma Day 2011.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

今日5月3日は「World Asthma Day (世界喘息の日)」です!みなさん、ごぞんじでしたか?
喘息の国際的な治療指針を作成している「GINA」という団体のさだめたもので、世界各国で「ぜんそく」にちなんだイベントが開催されます。日本でも先月開催された「日本呼吸器学会学術講演会」において「日本アレルギー学会」との共同企画で「GINA世界喘息の日」にちなんだ講演会が企画されていました。

今年の「世界喘息の日」のテーマは「You Can Control Your Asthma (あなたは自分で喘息をコントロールできる)」です。
「ぜんそく」は「せき」や「息苦しさ」を症状とする病気ですが、病気をただしく理解して病状に応じた適切な治療をうければコントロールすることができる病気です。症状をおさえることはもちろん、次におきる症状(発作)を予防することも可能と考えられています。

そのためにはまず「自分の喘息の病状」をただしく理解し、「自分の病状にあった治療」をおこなうことが大切です。

「ぜんそく」はわかりやすくいうと「さまざまなことをきっかけに気管支でアレルギー反応がおき、気管支がせまくなってしまう病気」です。気管支がせまくなることによって空気の通りがわるくなり「せき」や「息苦しさ」や「喘鳴」がおきる病気なんですね。
一般に「ぜんそくの症状が出たときだけ病院にいく」というかたは多いと思いますが、症状だけの判断だと「病状をかるく」とらえてしまい「治療不足」の状況になる可能性があります。そうするといったんよくなったとしても、カゼなどをきっかけに何度も症状をくりかえすようなことがあります。また「症状がよくなったから治療をやめた」ということもありがちですが、せまくなった気管支がまだしっかり広がってなくても症状がなくなってしまうことがあります。その場合も「治療不十分」の状況となり何度も症状をくりかえしてしまうことにつながります。

そうならないためには「気管支のひろがり」をはかる「ピークフローメーター」をつかった病状判断や、「病状に応じた適切な治療薬の選択」が大事ですね。
また「ぜんそく悪化」の誘因となる「アレルゲン」を調べたりすることも喘息の「自己管理」に役立ちます。「アレルゲン」というのはアレルギー反応のきっかけとなる物質をさし、「ぜんそく」の場合「ハウスダスト」「ダニ」「花粉」「カビ」「ペットの毛」などがアレルゲンとなる可能性があります。これは同じぜんそくでも人それぞれちがっているため、そのアレルゲンに応じた生活環境の改善をはかることにより「ぜんそく」の悪化をふせげる場合があります。

「けやき内科」でもより適切な病状判断ができるよう、通院されている「ぜんそく」のかたに「ピークフローメーター」をお渡ししております。「アレルゲン」も血液検査で調べることができます。「ぜんそく」の病状判断でご不安があるかたは、一度「けやき内科」におこしください!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


posted by けやき内科 at 06:01| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする