けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に名古屋で開催されました「喘息治療セミナー」に参加してまいりました。今回ご講演されたのは日本で「成人の喘息治療」における第一人者の大学教授の先生でした。今回は喘息の治療薬の中で「ロイコトリエン受容体拮抗薬」という薬に特に注目したご講演でした。
「ロイコトリエン受容体拮抗薬」というのは「抗アレルギー剤」に分類される薬剤の一つで、日本では何種類かの「のみぐすり」が使用されています。喘息、特に成人の喘息の治療薬において中心となるのは「吸入ステロイド」「気管支拡張剤」といった「吸入薬」なのですが、「吸入薬」以外に「のみぐすり」を併用する場合にもっとも使用されることが多いのがこの「ロイコトリエン受容体拮抗薬」です。この薬は「喘息」以外にも「アレルギー性鼻炎(花粉症)」にも効果があり、「喘息」と「アレルギー性鼻炎」の両方をもっている患者様が一般に多いこともあり、けやき内科でもたくさんの患者様に処方しております。「ドライシロップ」や「チュアブル錠」といった剤形もあることから、成人にかぎらず小児喘息のかたにもよく処方されます。
現在けやき内科には大変おおくの喘息患者様が通院されており、なかには遠方から「喘息専門医ときいてきました」とやってこられるかたもおみえになります。けやき内科をたよってこられた患者様の期待をうらぎることのないよう、これまでの経験をいかしつつ最新の医学的見地もとりいれ診療にはげみたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。