COPDのワークショップに参加いたしました

「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」のワークショップに参加してまいりました。
「COPD」という病名よりも「肺気腫」のほうがご存じのかたが多いかもしれません。「喫煙」によっておこる肺の「生活習慣病」です。

「COPD」は徐々に肺機能が低下し呼吸の障害をおこす病気ですが、ある程度進行しないと症状がでないため、自分がCOPDであることに気づかず生活されている方が国内だけで現在400万人以上いるといわれています。
一方進行すると「咳」「痰」「息切れ」などの症状がでるわけですが、呼吸の障害が進行し重症となると「酸素不足」の状況となってしまいます。

「COPD」は同じ生活習慣病である「高血圧」や「高コレステロール血症」「糖尿病」などにくらべるとかなり認知度が低いといわざるを得ません。これは多分に医療者側の問題が大きく、診断に必要な肺機能検査があまり実施されていない事が大きな原因であると思われます。今回ワークショップに参加された他の医療機関の先生方もそれを痛感されたようでした。

「けやき内科」では「肺機能検査」を積極的に実施し「マルチスライスCT」の肺気腫解析もおこなうことにより、「COPD」の「早期診断」「早期治療」にとりくんでまいりました。今後も「地域における医療の充実」を目標にがんばっていきたいと思います。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

「子宮頸がん予防ワクチン」についてのおしらせ

「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます！

今日は「子宮頸がん予防ワクチン」についてのおしらせです。
これまで供給不足により新規受付が制限されていた「子宮頸がん予防ワクチン」ですが、供給安定化にともない本日7月20日より「公費負担適応となる全学年」の新規受付が可能となりました！
現在公費負担の適応となっているのは「中学一年生から高校二年生の女子」となっております。予約制となりますので、ご希望のかたはお電話か直接ご来院いただきご予約いただきますようお願いいたします！またキャンセルはできませんので予めご了承ください。

また高校一年・二年のかたは「3回目の接種が平成24年度となる場合は公費負担の適応にならない」とのことですのでご注意ください。つまり3回目の接種は初回接種の6ヶ月後ですので、現在高校一年・二年のかたは「公費負担適応は初回接種が平成23年9月末までのかたにかぎる」ということですね。初回接種が10月以降の場合は全額自費（自己負担15,000円）となります。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします！

夏季休診のおしらせ

「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます！

暑い日が続いておりますが、みなさまいかがおすごしでしょうか。
最近予約をとられる患者様も「このあたりは旅行にいくから」「この日程は里帰りしているので」と、お休みの予定を考えられるかたが増えてきました。「けやき内科」の近くの小学校・中学校も来週から夏休みにはいるようです。楽しみですね。
お休みも体調をくずしてしまっては台無しになってしまいます。みなさん体調管理に気をつけていい休暇をおすごしくださいね。

「けやき内科」も来月8月11日木曜日から13日土曜日まで、夏季休診とさせていただきます。
休診にはいる前日の10日は水曜日ですので、午前の診療のみで午後の診療はありませんのでお気をつけください。
8月15日月曜日から通常診療です。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします！

Q「妻から禁煙するようにと病院を紹介されましたが・・・」

Q) 妻から禁煙するようにと、治療が出来る病院を紹介されましたが、やめる気になれません。このまま吸い続けるとどのような問題がありますか。

A) 「癌」と「タバコ」の関連性は有名ですが、中でも「喉頭癌」「肺癌」「咽頭・口腔癌」「食道癌」などは特に関連性があります。「全ての喫煙者が癌になる」わけではありませんが「癌になりやすい」といえます。「狭心症」「心筋梗塞」などの「虚血性心疾患」や、「脳梗塞」「くも膜下出血」などの「脳血管障害」も関連性があり、他にも肺が壊れてくる「肺気腫」なども有名です。これらの病気は「症状がでた時にはかなり進行している」ので、「体調に問題がないから」というのは誤った認識ですね。またタバコの煙は周囲の人も吸うわけですから、あなただけでなく家族の健康も損なっていると考えるべきです。
最近は「タバコを吸い続けること」そのものが「ニコチン依存症」という病気であると考えられています。また「禁煙治療」は一定の基準をみたせば「保険適用」も認められます。「禁煙治療実施機関」に認定された医療機関を受診することをお勧めいたします。


（2011年7月14日中日新聞市民北版朝刊「教えて！ドクター　Q&A」掲載）

健康診断で「異常」「要精密検査」といわれた方へ

「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます！

「会社の検診」や「人間ドック」などの「健康診断」で「異常がある」「要精密検査」ということで、「けやき内科」を受診される方にお知らせいたします。
申し訳ありませんが下記の点にご注意いただきたく思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

1. 検診結果はご持参ください。
一言で「異常」といっても、人によってその程度はさまざまです。程度によって疑われる病気やおこなうべき精密検査がかわってきます。

2. 「CT」「超音波検査」などの「画像検査」は予約制です。
特に「腹部CT」や「腹部超音波検査」は絶食してきていただく必要もありますし、予約のあき状況をみながら日程調整をして予定させていただきます。

3. 採血検査をご希望のかたは朝おきてから何も食べずにご来院ください。
特に「糖尿病」「高コレステロール血症」などの「生活習慣病」が疑われる場合、空腹時に採血検査をおこなったほうがよい場合が多いです。

また精密検査の結果により入院設備のある大きな病院に紹介させていただく場合もありますので、予めご了承ください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします！