「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末を利用して神戸で開催されました「喘息専門医フォーラム」に参加してまいりました。今回のテーマは「喘息死ゼロにむけて」ということで、日本各地で活躍されている喘息専門医の先生方や、世界的な喘息治療ガイドラインの作成に携わるフランスの呼吸器科教授がご講演されました。
今回のテーマでもありますが、現在世界的に見て「喘息死」というものがいまだになくならないことが問題となっており、日本でも毎年2,000人以上のかたが「喘息」の悪化でお亡くなりになっておられます。私が「呼吸器内科」「アレルギー科」を専門としていることもあってけやき内科にもたくさんの喘息患者様が通院しておみえですが、喘息専門医の立場としてはなんとか喘息を「命にかかわる病気」ではないようにしたいものです。
その一方で喘息の治療についてはかなり有効性のたかいものが確立されているといわれ、喘息死がなくならない原因のひとつに「患者様の病状にみあった適切な治療がおこなわれていないこと」「適切な治療薬が処方されていても、きちんとした使用・継続がされていないこと」などがあげられています。今回のフォーラムでも、いかにして適切な治療の指針となる「ガイドライン」を医療者に普及させるか、また患者様がきちんと病状理解をして必要な治療を継続するよういかに指導をするか、などが議論されていました。
「けやき内科」に通院されている患者様のために、今後も最新の知見もとりいれたしっかりとした医療サービスを提供できるようがんばっていきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。