2011年08月27日

子宮頸がん予防ワクチンについて

「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます!

昨日子宮頸がん予防ワクチン「ガーダシル」が発売となりました。これまで日本で使用されていた子宮頸がん予防ワクチンは「サーバリックス」一つでしたので、今後は同じ「子宮頸がん予防ワクチン」でも二種類のワクチンから選択することが可能となります。

この二つのワクチンはどちらも「子宮頸がん」の原因と言われる「パピローマウイルス(HPV)」に対するワクチンです。違いは「サーバリックス」が「2価ワクチン」でHPV16とHPV18の2種類のパピローマウイルスに効果があるのに対し、「ガーダシル」は「4価ワクチン」でHPV16・HPV18にくわえHPV6・HPV11の計4種類に対し効果があるものとなります。
HPV16とHPV18は子宮頸がんの原因になるといわれますが、HPV6・HPV11は尖圭コンジローマ(性器イボ)の原因になるといわれています。

「けやき内科」では「サーバリックス」「ガーダシル」のどちらも取り扱いますが、現時点で中学生・高一・高二を対象とした公費負担の対象となっているのは「サーバリックス」のみですので、「ガーダシル」は全額自己負担となります。
厚生労働省の発表では平成23年9月15 日以降「ガーダシル」も公費負担の対象とする予定となっていますが、各市町村により開始する時期が異なるとのことで名古屋市での正式な対応の発表はまだありません。現在「けやき内科」で子宮頸がん予防ワクチンのご予約をいただいているかたはほぼ100%公費負担での接種のかたですので、名古屋市で「ガーダシル」が公費負担認定がされ次第予約時にどちらの接種にするかを確認させていただきます。
また「サーバリックス」を1回あるいは2回接種したかたに対して、途中から「ガーダシル」にきりかえて接種することはできませんのでご了承ください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!



posted by けやき内科 at 05:59| 予防接種情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする