2011年10月28日

高校生の子宮頸がん予防ワクチン接種の公費負担について

けやき内科のブログをごらんいただきありがとうございます。
院長の加藤景介です。

本日は「子宮頸がん予防ワクチン接種」の「高校1年生・2年生の公費負担」についてお知らせいたします。
現在「子宮頸がん予防ワクチン接種」については「中学生」については半年間・3回の全接種において公費負担の適用となっています。
一方「高校1年生・2年生」については「3回目の接種が年度内におわるよう」初回接種が9月末までのかたが公費適用となるときいておりました。したがって「10月以降接種開始した場合、初回から公費は適用されない。」とうかがっておりました。

しかしながら本日接種希望のかたからお問い合わせをいただき、名古屋市のホームページでも確認しましたが「10月以降初回接種した場合の公費の取り扱い」が明記されていなかったため(「年度内におえるためには9月末までに初回接種が必要」と記載してあるのみ)、名古屋市の担当者のかたにご連絡し以下の解答をいただきました。
「国の方針としては10月以降初回接種のかたへの補助はしないが、名古屋市は独自の方針として年度末までの補助は継続する方針である。」とのことです。
したがって名古屋市民の高校1年生・2年生のかたは、「年度末までの接種であれば公費適用」となり、来年度4月以降の接種費用は自己負担ということになります。

大変重要な情報ですが、これまで「けやき内科」ではこの情報を把握しておらず、これまで問い合わせをいただいた際も誤った認識で対応しておりました。多くのかたにご迷惑をおかけしましたことをこの場をかりてお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした。

高校1年生・2年生で子宮頸がん予防ワクチンをご希望のかたは、来年度以降の接種費用が自己負担(1回15,000円)になるということをご了承のうえお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
これからもけやき内科をよろしくお願い申し上げます。


posted by けやき内科 at 15:53| 予防接種情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月18日

今日は秋晴れです。

秋晴れ.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

今日はすごく天気がいいですね。「秋晴れ」でぽかぽかとして気持ちよいです。
秋の天気はかわりやすいので、すごく冷えこんだかと思うと今日のような日もあったりとめざましくかわりますね。

このかわりやすい天気もあってか、体調をくずされるかたが最近おおく「けやき内科」も混雑する日が続いています。
スタッフ一同がんばってやっておりますが、混雑時にはおまたせする時間がながくなってしまい大変ご迷惑をおかけしており、まことに申し訳ありません。
午前の診察では10時前後、午後の診察では17時以降が混雑することが多いです。一方午前はおそめの11時以降、午後ははやめの16時頃が比較的すいておりますので、お時間に余裕のあるかたはすいている時間帯の来院をおすすめいたします。

また先週から「けやき内科」でもインフルエンザの予防接種をはじめました。
今年は任意接種ですので各医療機関によりことなりますが、「けやき内科」では「完全予約制」でおこなっております。
まずご予約いただいてからワクチンを確保することになりますので、ご希望のかたは余裕をもってお申し込みいただきますようお願いいたします。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


posted by けやき内科 at 13:36| クリニックの風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月12日

Q「以前からカゼをひくと咳だけがながびいたり・・・」

教えて!ドクター2.jpgQ) 以前からカゼをひくと咳だけがながびいたり、季節のかわりめに咳がでることがよくありました。今回も咳が続き病院を受診したところ「せきぜんそく」と言われましたが、どのような病気なのでしょうか。

A) 「咳喘息(せきぜんそく)」は「気管支喘息」と同様に、気管支が過敏になることによっておこるアレルギー疾患の一つです。普段はなにも症状はありませんが、カゼをひいたり体調をくずしたり何か刺激になることがあった時にのみ咳がながく続きます。「咳喘息」の何割かは「気管支喘息」に移行して「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と喘鳴がでるようになるといわれていますので、そうならないためにもしっかりと治療をうけることをおすすめします。治療薬は「気管支喘息」と同様に吸入ステロイドや気管支拡張剤を使用しますが、「症状がよくなった」というだけで治療をやめてしまうと何度もくりかえしてしまう事があります。通常は定期的に肺機能検査なども行いながらいつまで治療を継続するかを判断しますので、最低でも数ヶ月間は通院治療することが必要となります。


(2011年10月12日中日新聞なごや東版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)

posted by けやき内科 at 06:07| 教えて ドクターQ & A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

9〜11月は「ぜんそく克服月間」

ぜんそく克服月間.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。

10月6日発行のショッパーにて「けやき内科」をご紹介いただきました!今回は「ぜんそく克服月間」にちなんで「ぜんそく専門医の診療所」ということで掲載されています。

秋になって気温がさがりはじめると「ぜんそく」の病状がわるくなりやすくなります。そこで日本喘息患者会連合会は毎年9月〜11月を「ぜんそく克服月間」として注意をよびかけているとのこと。
実際今年も台風がきた9月中旬以降、「せき」「いきぐるしさ」などのぜんそく症状がふえたということで「けやき内科」におみえになる患者様が大変増えています。特に「調子がよくてしばらく治療をうけていなかったけど、最近悪くなってきた。」と言われる方が多いようです。
記事でも紹介されていますが、「ぜんそく」は「いつまで治療を続けるか」の判断が大変大事です。治療が不十分な状況でおわってしまうと、季節のかわりめやカゼをひいたときに「ぜんそく症状」がまたでてしまうのですね。「症状がよくなったら大丈夫」と思われている方も多いのですが実は症状はあてにならないのです。そのために「ピークフロー測定」や「肺機能検査」などが治療がうまくいっているかどうかの判断にもちいられているのですね。

「ぜんそく」の病状で不安があるかたは一度「けやき内科」にご相談いただければ、と思います!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


posted by けやき内科 at 06:09| マスコミ掲載など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月06日

Q「せきが一ヶ月ほどつづいています・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) せきが一ヶ月ほど続いています。ただの風邪かと思ってそのままにしていましたが、なかなか治りません。それ以外は大きな症状はありませんが、病院へ行くべきでしょうか。(名東区、40歳)

A) ご質問から可能性の高いものとして二つ考えられます。
まずは「感染症」の可能性。「マイコプラズマ肺炎」「百日咳」「肺結核」等の特殊な感染症の場合、咳が一ヶ月以上続くことがあります。放置していると重症になる事もありますが、「人にうつる」ため周囲の人にも迷惑をかけてしまう事もあります。
つぎに「呼吸器疾患」の可能性。「気管支喘息」「咳喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」「肺がん」「肺線維症」「気管支拡張症」など、さまざまな病気の可能性があります。病気によって治療法や通院期間もちがいますし、対処がおそいと命にかかわる場合もあります。
いずれにしても早めに「呼吸器専門医」を受診することをおすすめいたします。


(2011年10月6日ショッパー北エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

posted by けやき内科 at 05:12| 教えて ドクターQ & A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする