「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
本日11月12日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。
現在「肺炎」は国を問わず主な死亡原因となる疾患の一つとして重要視されています。特に途上国においては小児の肺炎による死亡が大きな問題となっており、「World Pneumonia Day」のホームページではワクチンの確保・薬品の確保・生活の改善などのための援助を呼びかけています。
現在日本においても「肺炎」は死亡原因となる疾患の第4位。特に日本では肺炎で亡くなられる方の90%以上が「65才以上」であることから、「高齢者の肺炎を予防しよう」という「肺炎予防推進プロジェクト」が展開されています。みなさんも中尾彬さんと加賀まりこさんのテレビCMをごらんになられたのではないでしょうか?お二人は「肺炎予防大使」として、肺炎の原因の菌としてはもっとも頻度の高い「肺炎球菌」を予防する「肺炎球菌ワクチン」のポスターなどでもおみかけします。「CMをみた」とのことで「肺炎球菌ワクチン」の接種をご希望で「けやき内科」に来院されるかたも増えています。名古屋市では65才以上のかたは「肺炎球菌ワクチン」接種にあたっての市からの接種費用補助もうけられますので、ぜひ接種されることをおすすめいたします!
また「肺炎」といえば現在愛知県では「マイコプラズマ肺炎」が大流行しています。「マイコプラズマ」も肺炎の原因となる菌のなかでは頻度が高い菌のひとつですが、わかい年代のかたを中心に流行することが特徴です。「飛沫感染」といって「せき」や「くしゃみ」ではきだされたしぶきにのって人から人へうつっていきますので、多くの人が集団生活をおくる幼稚園や小学校・中学校で大流行してしまうこともあります。残念なことに現在「マイコプラズマ」の予防接種はありませんので、日頃からうがい・手洗いをこころがけることが一番の予防となり、「マイコプラズマ」にかかってしまった人は早めにおやすみをとって治療をはじめることが「感染拡大」をふせぐ手段となります。
ひとりひとりが注意をして、みんなで「肺炎予防」につとめましょう!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!