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A) 「大流行」の基準がわかりませんが、厚生労働省の統計でみてもインフルエンザは毎年必ず流行しています。インフルエンザの予防接種がすすめられているのにはいくつか理由があります。まずは「あなた自身をまもること」。予防接種により感染・重症化を防ぐことができます。次に「あなたの周囲の人をまもること」。乳幼児や高齢者、妊婦さんや呼吸器系の病気をもっているかたは重症化しやすいといわれています。あなた自身があまりひどい症状にならなかったとしても、あなたからうつった周囲の人が非常に重症になる可能性はあるのです。また「社会的損失をふせぐこと」も重要です。インフルエンザでたくさんの人が仕事を休めば本来あがるはずの利益がでないことになり、大きな社会的・経済的損失につながります。
予防接種は「自分のため」だけでなく「社会のため」にすすめられていると考えてください。毎年打つことをおすすめいたします。
(2011年11月22日中日新聞市民北版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)