
今月1日から5日までオーストリアのウィーンでEuropean Respiratory Society (ヨーロッパ呼吸器学会)が開催されました。この学会において日本でおこなわれた臨床試験「気管支喘息長期管理における増悪予防効果の検討−プラセボ対照二重盲検比較試験−」の結果が発表されました。
この試験は気管支喘息患者様を対象におこなわれたもので、日本全国の喘息専門医がいる病院・診療所で実施されました。けやき内科におきましてもご同意いただけた患者様を対象に、今回の試験に参加させていただきました。臨床試験の結果は後日日本でも発表されるとのことですが、慢性疾患である喘息の長期的な治療方針をたてる上で非常に有用な結果が得られたと考えております。
このような臨床試験は医学・医療の進歩にはかかせないものですが、なによりも参加にご同意いただける患者様あってのものだと思います。ご参加いただいた患者様にはこの場をかりて御礼もうしあげます。本当にありがとうございました。
こういった試験参加の経験からえられた最新の知見を日常の診療にいかし、今後も医療レベルの維持・向上につとめていきたいと思います。
今後ともけやき内科をよろしくお願い申し上げます。