今日はいい天気で、日差しもあたたかいですね。
ただ最近は朝晩の冷えこみが厳しく、暖房器具をだされたご家庭も多いのではないでしょうか?
寒暖の差がはげしいこの季節、体調をくずされる方は大変多いようです。「けやき内科」でも会社帰り・学校帰りに「寒気がする」「のどが痛い」「咳と鼻水がでる」といった症状で来られる方が大変ふえてきました。
したがって夕方の診療のおそめの時間は混雑する日が続いております。お待たせする時間がながくなってしまい、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。
また急な症状でない患者様は、比較的混雑のすくない午前のおそめの時間か、午後のはやめの時間の受診をおすすめいたします。ただし休日の前後は午前午後にかかわらず混雑していることが多いです。できるかぎりお待たせする時間が少なくなるよう、スタッフ一同努力いたしますのでご理解の程よろしくお願い申し上げます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2012年10月30日
2012年10月23日
Q「もうすぐ孫が生まれますが、私も娘もぜんそく持ちで・・・」
Q) もうすぐ孫が生まれますが、私も娘もぜんそく持ちです。たびたびつらい思いをしたので、孫には健康でいてほしいのですが、喘息は遺伝しますか。また、家庭で出来る予防法はありますか。
A) 確かに親が喘息でない場合に比べ喘息である場合のほうが子供が喘息を発症する確率は高いといわれ、実際喘息の発症に関与すると考えられる遺伝子もいくつか報告されています。しかしながら親が喘息だと必ず子供が喘息になるわけではありません。喘息の発症にはアレルゲンの暴露や受動喫煙などの様々な環境因子あるいは感染症の既往やストレスなど、複数の誘因が関与するとされています。予防にとりくむという意味では生活環境を整えるというのが一番でしょうか。具体的にはアレルゲンとなりうるハウスダストやダニなどができるかぎり生活空間に少なくなるように工夫したり、屋内ではペットを飼わないようにしたり、受動喫煙がおきないよう家族が禁煙するのもいいですね。こういった工夫で喘息を発症する可能性がゼロになるわけではありませんが、前向きに取り組むことをおすすめいたします。
(2012年10月23日中日新聞市民北版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 確かに親が喘息でない場合に比べ喘息である場合のほうが子供が喘息を発症する確率は高いといわれ、実際喘息の発症に関与すると考えられる遺伝子もいくつか報告されています。しかしながら親が喘息だと必ず子供が喘息になるわけではありません。喘息の発症にはアレルゲンの暴露や受動喫煙などの様々な環境因子あるいは感染症の既往やストレスなど、複数の誘因が関与するとされています。予防にとりくむという意味では生活環境を整えるというのが一番でしょうか。具体的にはアレルゲンとなりうるハウスダストやダニなどができるかぎり生活空間に少なくなるように工夫したり、屋内ではペットを飼わないようにしたり、受動喫煙がおきないよう家族が禁煙するのもいいですね。こういった工夫で喘息を発症する可能性がゼロになるわけではありませんが、前向きに取り組むことをおすすめいたします。
(2012年10月23日中日新聞市民北版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)
2012年10月18日
2012年10月16日
インフルエンザ予防接種についてたくさんのお問い合わせをいただいております!
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
「けやき内科」では昨日10月15日からインフルエンザの予防接種をおこなっております。今年のインフルエンザ予防接種について、何点かお問い合わせいただきました事をご紹介させていただきます!
1. いつ接種するのがよい?
ー 予防接種してからその効果がでてくるのに2週間以上はかかります。またその効果は4〜5ヶ月続くといわれています。(個人差はあります。)毎年インフルエンザの流行のピークが12月〜1月くらいですので、流行がはじまる前に接種しておくのがベストです。できれば11月中、おそくとも12月中に接種することをおすすめいたします。
2. 予防接種すればインフルエンザにならない?
ー 100%予防できるわけではありません。これまでのデータでは発症予防効果はおよそ6割程度といわれています。ただし予防接種していれば抗体ができているので発症しても症状がかるくすむ可能性はあります。予防接種以外に外出後のうがい・手洗いなどのとりくみも大事ですね。
3. 去年と同じワクチンなのですか?
ー インフルエンザのワクチンはその年の流行を予想して適宜変更されています。今年のワクチンは「A/カリフォルニア」「A/ビクトリア」「B/ウィスコンシン」の3つのインフルエンザ株に対してのもので、昨年とはことなります。ただし「A/カリフォルニア」は2009年に「新型インフルエンザ」として大流行したもので、これについては昨年とかわりはありません。
4. 13才未満は2回接種とのことですが、どれぐらいの間隔がいい?
ー 「1〜4週間の間隔をあけて」とされていますが、抗体のできるタイミングを考えると4週間程度の間隔をあけるのが一番よいといわれています。
5. 予防接種で副作用がでることがありますか?
ー 接種後数日以内で接種した部分が赤くはれたりかたくなったりすることがあります。また全身倦怠感や発熱などの症状がでる可能性もあります。通常は自然におさまりますが症状が強い場合は受診をおねがいいたします。また接種してから30分以内にアナフィラキシー反応(全身的な急激なアレルギー反応)がおきたり、注射後の気分不快がおこる場合がありますので、接種後は待合室でしばらく休憩してからご帰宅ください。
6. 予約しないとだめですか。
ー 「けやき内科」では希望者のかたのワクチンを確実に確保するために完全予約制にしています。予約いただいたかたのワクチンをとりよせて接種していますので、一週間以上前にはご予約ください。もし体調不良などの理由で予約日に接種できない場合は日程変更手続きをとりますのでご連絡ください。
以上、予防接種をうける際の参考にしていただけますと幸いです!他にもなにか確認したい事がありましたら、お気軽にお申し出ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
「けやき内科」では昨日10月15日からインフルエンザの予防接種をおこなっております。今年のインフルエンザ予防接種について、何点かお問い合わせいただきました事をご紹介させていただきます!
1. いつ接種するのがよい?
ー 予防接種してからその効果がでてくるのに2週間以上はかかります。またその効果は4〜5ヶ月続くといわれています。(個人差はあります。)毎年インフルエンザの流行のピークが12月〜1月くらいですので、流行がはじまる前に接種しておくのがベストです。できれば11月中、おそくとも12月中に接種することをおすすめいたします。
2. 予防接種すればインフルエンザにならない?
ー 100%予防できるわけではありません。これまでのデータでは発症予防効果はおよそ6割程度といわれています。ただし予防接種していれば抗体ができているので発症しても症状がかるくすむ可能性はあります。予防接種以外に外出後のうがい・手洗いなどのとりくみも大事ですね。
3. 去年と同じワクチンなのですか?
ー インフルエンザのワクチンはその年の流行を予想して適宜変更されています。今年のワクチンは「A/カリフォルニア」「A/ビクトリア」「B/ウィスコンシン」の3つのインフルエンザ株に対してのもので、昨年とはことなります。ただし「A/カリフォルニア」は2009年に「新型インフルエンザ」として大流行したもので、これについては昨年とかわりはありません。
4. 13才未満は2回接種とのことですが、どれぐらいの間隔がいい?
ー 「1〜4週間の間隔をあけて」とされていますが、抗体のできるタイミングを考えると4週間程度の間隔をあけるのが一番よいといわれています。
5. 予防接種で副作用がでることがありますか?
ー 接種後数日以内で接種した部分が赤くはれたりかたくなったりすることがあります。また全身倦怠感や発熱などの症状がでる可能性もあります。通常は自然におさまりますが症状が強い場合は受診をおねがいいたします。また接種してから30分以内にアナフィラキシー反応(全身的な急激なアレルギー反応)がおきたり、注射後の気分不快がおこる場合がありますので、接種後は待合室でしばらく休憩してからご帰宅ください。
6. 予約しないとだめですか。
ー 「けやき内科」では希望者のかたのワクチンを確実に確保するために完全予約制にしています。予約いただいたかたのワクチンをとりよせて接種していますので、一週間以上前にはご予約ください。もし体調不良などの理由で予約日に接種できない場合は日程変更手続きをとりますのでご連絡ください。
以上、予防接種をうける際の参考にしていただけますと幸いです!他にもなにか確認したい事がありましたら、お気軽にお申し出ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2012年10月14日
気管支喘息の講演会に参加してまいりました。
けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に名古屋で開催されました気管支喘息の講演会に参加してまいりました。今回は気管支喘息における末梢気道狭窄および鼻炎との関連性について、広島の呼吸器専門医の先生がご講演されました。
気管支喘息と鼻炎の関連性については治療方針をきめていく上でも非常に重要です。一般に気管支喘息のかたの6〜7割に鼻炎は合併するといわれ、鼻炎の悪化により喘息が悪化することも珍しいことではありません。「One way, One disease」という考え方がありますが、これは呼吸する際に人体で空気の通り道となる「気道」すなわち「鼻」「のど」「気管支」などの症状のコントロールには関連性があり、「鼻に対しての治療」や「気管支に対しての治療」を別個におこなうのではなく「気道全体に対しての治療」を行うべきというものです。
現在けやき内科での診療においても9月下旬頃から喘息症状の悪化を認める患者様が増えておりますが、「鼻水」「くしゃみ」などのアレルギー性鼻炎の症状にともなって喘息が悪化しているかたや、「咽頭痛」「咳」などの上気道炎の症状から引き続いて喘息の悪化を認めているかたがほとんどです。なかには喘息症状はないものの鼻炎症状にともなってピークフロー値が低下傾向のかたもおみえになり、やはり「鼻炎」「上気道炎」などの上気道症状に対しての治療をしっかりおこなうとともに喘息に対しての治療を維持あるいは強化することが喘息をコントロールする上で非常に重要なのだと考えます。今回の講演会に参加して日常の診療での実感を裏付ける認識をえることが出来ました。
また9月下旬以降「今年は鼻炎症状にともなって咳がつよくでる」「風邪をひいたあとに咳がなかなかとまらない」という症状で来院され、レントゲンや肺機能検査・血液検査などの結果あらたに「気管支喘息」と診断される患者様が非常に増えています。「気管支喘息」の場合、鼻炎の治療薬や咳止めだけでは症状の改善は得られません。ご心配なかたは「喘息発症」の可能性を考え、早めに病院を受診されることをおすすめいたします。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。
週末に名古屋で開催されました気管支喘息の講演会に参加してまいりました。今回は気管支喘息における末梢気道狭窄および鼻炎との関連性について、広島の呼吸器専門医の先生がご講演されました。
気管支喘息と鼻炎の関連性については治療方針をきめていく上でも非常に重要です。一般に気管支喘息のかたの6〜7割に鼻炎は合併するといわれ、鼻炎の悪化により喘息が悪化することも珍しいことではありません。「One way, One disease」という考え方がありますが、これは呼吸する際に人体で空気の通り道となる「気道」すなわち「鼻」「のど」「気管支」などの症状のコントロールには関連性があり、「鼻に対しての治療」や「気管支に対しての治療」を別個におこなうのではなく「気道全体に対しての治療」を行うべきというものです。
現在けやき内科での診療においても9月下旬頃から喘息症状の悪化を認める患者様が増えておりますが、「鼻水」「くしゃみ」などのアレルギー性鼻炎の症状にともなって喘息が悪化しているかたや、「咽頭痛」「咳」などの上気道炎の症状から引き続いて喘息の悪化を認めているかたがほとんどです。なかには喘息症状はないものの鼻炎症状にともなってピークフロー値が低下傾向のかたもおみえになり、やはり「鼻炎」「上気道炎」などの上気道症状に対しての治療をしっかりおこなうとともに喘息に対しての治療を維持あるいは強化することが喘息をコントロールする上で非常に重要なのだと考えます。今回の講演会に参加して日常の診療での実感を裏付ける認識をえることが出来ました。
また9月下旬以降「今年は鼻炎症状にともなって咳がつよくでる」「風邪をひいたあとに咳がなかなかとまらない」という症状で来院され、レントゲンや肺機能検査・血液検査などの結果あらたに「気管支喘息」と診断される患者様が非常に増えています。「気管支喘息」の場合、鼻炎の治療薬や咳止めだけでは症状の改善は得られません。ご心配なかたは「喘息発症」の可能性を考え、早めに病院を受診されることをおすすめいたします。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。