けやき内科のブログをごらんいただきありがとうございます。院長の加藤景介です。昨日名古屋で開催されました「COPD（慢性閉塞性肺疾患）」のセミナーに参加いたしました。今回は呼吸器内科医として全国的にも有名な大学教授の先生のご講演ののち、一臨床医の立場として私自身が講演させていただく機会をいただきました。
「COPD」は主にタバコによっておきる進行性の呼吸器疾患です。初期の段階では軽い「せき」「たん」といった程度で自覚症状もとぼしいですが、何年もかけてゆっくり進行しいずれ「息切れ」や「ぜんめい」をともなってくる病気です。進行した状態では「肺」のはたらきである「酸素をとりこんで二酸化炭素をはきだす」ということができなくなるため、自宅で酸素を使用する「在宅酸素療法」が必要になる場合もあります。
現在日本全国には「COPD」のかたが500万人以上いるといわれており、しかしながら初期症状がとぼしいためきちんと診断されず適切な治療がおこなわれていない事が問題視されています。今回私は、肺のはたらきを簡易的に判断する「肺年齢」の測定をおこなって、いかにCOPDの早期診断・早期治療をおこなっていくかということを「けやき内科」の「禁煙外来」を受診した患者様のデータをもとに講演させていただきました。
地域における医療サービスの充実にむけ、一つの役割が担えるよう今後もがんばっていきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
