けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
昨日名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました。
今回は全国的に有名な「COPD」の研究をされている大学教授の先生のご講演ののち、この地域で「COPD」の診療に携わる先生方の討議がおこなわれました。
「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」は、主にタバコによっておきる慢性的な肺疾患で、以前は「肺気腫」や「慢性気管支炎」という病名でいわれていたものです。現在日本では「COPD」の方が500万人以上いるといわれていますが、きちんと診断されずみおとされている方が多いとも言われています。またかっては良い治療法がなく、診断されても治療法がないためか医療者の側でもあまり注目されていなかったようです。
しかしながら昨今は新しい治療薬の開発もめざましく、「COPD」に対して効果があるといわれる治療薬は「抗コリン薬」「気管支拡張薬」「吸入ステロイド薬」など、さまざまな治療薬が開発され良好な成績が報告されています。今回の講演会に参加して、こういった種々の薬剤の特性や使い分けの考え方を整理することができました。今後の診療にいかし、患者様によりよい医療が提供できるようにしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。
2013年01月31日
2013年01月28日
2013年(平成25年)の花粉情報は?
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
最近「今年の花粉症はいつごろからですか?」と相談にこられる患者様がふえてまいりました。「花粉症」のある方にとってはゆううつな季節ですね。
花粉症のなかでもっとも多いのは「スギ花粉症」ですが、だいたい1月末〜4月にかけて花粉が飛散しますので、その期間がおよその「花粉症シーズン」ということになります。ただ前年の夏の気温や年末〜1月の気候によって毎年すこしづつずれるのが特徴で、環境省によると「今年は例年よりはおそく、昨年よりはやや早い」とされています。日本気象協会発表の「花粉前線予測マップ」によりますと「けやき内科」のある「愛知県名古屋市」は2月中旬頃が「スギ花粉飛散開始」となっています。
花粉症の治療は「症状がでてから」開始されるかたもすくなくないとは思いますが、それでは症状のピークをおさえる効果がとぼしいことがわかっています。「症状がでてから」ではなく、「症状がでるまえに」すくなくとも「花粉の飛散開始にあわせて」治療を開始したほうが「できる限り症状がでないように」すごせるとされています。また今年の「スギ花粉」の飛散量は昨年の2〜3倍ともいわれていますので、はやめに対応した方がよさそうですね。
「スギ」以外にも「ヒノキ」「ハンノキ」「イネ科」「ヨモギ」「ブタクサ」などさまざまな花粉が「花粉症」をひきおこすとされていますが、血液検査で「自分がどの花粉に反応するのか」あらかじめ調べることもできますので、きちんと「どの花粉がどの時期になるのか」を考えながら治療をおこなっていけばうまく症状をコントロールできるわけですね。
また「花粉症」の症状は「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などさまざまですが、症状により使うべき治療薬もちがってきます。「花粉症」の治療でご相談されたいかたは、「けやき内科」にお気軽におこしください!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
最近「今年の花粉症はいつごろからですか?」と相談にこられる患者様がふえてまいりました。「花粉症」のある方にとってはゆううつな季節ですね。
花粉症のなかでもっとも多いのは「スギ花粉症」ですが、だいたい1月末〜4月にかけて花粉が飛散しますので、その期間がおよその「花粉症シーズン」ということになります。ただ前年の夏の気温や年末〜1月の気候によって毎年すこしづつずれるのが特徴で、環境省によると「今年は例年よりはおそく、昨年よりはやや早い」とされています。日本気象協会発表の「花粉前線予測マップ」によりますと「けやき内科」のある「愛知県名古屋市」は2月中旬頃が「スギ花粉飛散開始」となっています。
花粉症の治療は「症状がでてから」開始されるかたもすくなくないとは思いますが、それでは症状のピークをおさえる効果がとぼしいことがわかっています。「症状がでてから」ではなく、「症状がでるまえに」すくなくとも「花粉の飛散開始にあわせて」治療を開始したほうが「できる限り症状がでないように」すごせるとされています。また今年の「スギ花粉」の飛散量は昨年の2〜3倍ともいわれていますので、はやめに対応した方がよさそうですね。
「スギ」以外にも「ヒノキ」「ハンノキ」「イネ科」「ヨモギ」「ブタクサ」などさまざまな花粉が「花粉症」をひきおこすとされていますが、血液検査で「自分がどの花粉に反応するのか」あらかじめ調べることもできますので、きちんと「どの花粉がどの時期になるのか」を考えながら治療をおこなっていけばうまく症状をコントロールできるわけですね。
また「花粉症」の症状は「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などさまざまですが、症状により使うべき治療薬もちがってきます。「花粉症」の治療でご相談されたいかたは、「けやき内科」にお気軽におこしください!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2013年01月18日
愛知県で「インフルエンザ警報」が発令されました!
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
1月16日に愛知県から「インフルエンザ警報」が発令されました!
この発令は定点あたりの患者報告数が基準値である「30」をうわまわる地域がでたことによります。画像のグラフは愛知県のホームページに掲載されている過去7シーズンの定点あたりのインフルエンザ報告数をしめしたものですが、これをみても急激にインフルエンザ患者数が増加していることがわかります。
「けやき内科」でも毎日たくさんのかたがインフルエンザと診断されています。
みなさん、うがい・手洗いをしっかりして予防におつとめください!
また受診される際は、「せき」「発熱」の症状のあるかたはもちろんですが、症状のないかた(高血圧などの慢性疾患で受診されるかたなど)も予防のため「マスクの着用」をお願いいたします!
みんなで気をつけて今シーズンの「インフルエンザ」をのりこえましょう!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2013年01月17日
2013年01月13日
呼吸器感染症の研究会に参加してまいりました。
けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に名古屋で開催されました「東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この会は非常に歴史のある研究会で、東海地域で「肺炎」「結核」などの呼吸器系の感染症の診療に携わる専門医が毎回多く参加し活発な討議がおこなわれます。
今回も各病院で診療が行われた「重症肺炎」や「結核」「非結核性抗酸菌症」など興味深い症例の発表・討議ののち、東京で結核診療では有名な専門医の先生の講演を拝聴しました。
呼吸器系の「感染症」というと「肺炎」が主であることはまちがいありませんが、「肺炎」のなかでも「マイコプラズマ肺炎」「肺炎球菌性肺炎」など原因となる菌により選択すべき抗菌剤・治療法もかわってきます。的確に診断して早期に適切な治療をおこなわないと治癒の遅れにつながります。また「結核」も呼吸器系の感染症のなかでは重要な疾患であることはまちがいなく、現在日本では年間2,000人以上のかたが結核でお亡くなりになっています。「けやき内科」でも「ながく咳が続く」「他の病院で治療をうけてもよくならない」ということで来院され、検査の結果「結核」であったという方が時におみえになります。
今回の研究会に参加して各病院での診療状況を知ることもできましたが、感染症の診療で重要と思われるあらたな知見を何点か得ることもできました。これからの診療にいかしていけるよう、今後も頑張っていきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
週末に名古屋で開催されました「東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この会は非常に歴史のある研究会で、東海地域で「肺炎」「結核」などの呼吸器系の感染症の診療に携わる専門医が毎回多く参加し活発な討議がおこなわれます。
今回も各病院で診療が行われた「重症肺炎」や「結核」「非結核性抗酸菌症」など興味深い症例の発表・討議ののち、東京で結核診療では有名な専門医の先生の講演を拝聴しました。
呼吸器系の「感染症」というと「肺炎」が主であることはまちがいありませんが、「肺炎」のなかでも「マイコプラズマ肺炎」「肺炎球菌性肺炎」など原因となる菌により選択すべき抗菌剤・治療法もかわってきます。的確に診断して早期に適切な治療をおこなわないと治癒の遅れにつながります。また「結核」も呼吸器系の感染症のなかでは重要な疾患であることはまちがいなく、現在日本では年間2,000人以上のかたが結核でお亡くなりになっています。「けやき内科」でも「ながく咳が続く」「他の病院で治療をうけてもよくならない」ということで来院され、検査の結果「結核」であったという方が時におみえになります。
今回の研究会に参加して各病院での診療状況を知ることもできましたが、感染症の診療で重要と思われるあらたな知見を何点か得ることもできました。これからの診療にいかしていけるよう、今後も頑張っていきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。