2013年01月13日

呼吸器感染症の研究会に参加してまいりました。

2013冬東海呼吸器感染症研究会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

週末に名古屋で開催されました「東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この会は非常に歴史のある研究会で、東海地域で「肺炎」「結核」などの呼吸器系の感染症の診療に携わる専門医が毎回多く参加し活発な討議がおこなわれます。
今回も各病院で診療が行われた「重症肺炎」や「結核」「非結核性抗酸菌症」など興味深い症例の発表・討議ののち、東京で結核診療では有名な専門医の先生の講演を拝聴しました。
呼吸器系の「感染症」というと「肺炎」が主であることはまちがいありませんが、「肺炎」のなかでも「マイコプラズマ肺炎」「肺炎球菌性肺炎」など原因となる菌により選択すべき抗菌剤・治療法もかわってきます。的確に診断して早期に適切な治療をおこなわないと治癒の遅れにつながります。また「結核」も呼吸器系の感染症のなかでは重要な疾患であることはまちがいなく、現在日本では年間2,000人以上のかたが結核でお亡くなりになっています。「けやき内科」でも「ながく咳が続く」「他の病院で治療をうけてもよくならない」ということで来院され、検査の結果「結核」であったという方が時におみえになります。
今回の研究会に参加して各病院での診療状況を知ることもできましたが、感染症の診療で重要と思われるあらたな知見を何点か得ることもできました。これからの診療にいかしていけるよう、今後も頑張っていきたいと思います。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 07:15| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする