Q) 風邪をひいたあとなかなか咳がとまらず、病院を受診したら「ぜんそく」と診断されました。花粉症もあるのでそのせいかと思っていましたが、大人になってからなることもあるのでしょうか?(守山区 40歳)
A) 喘息はこどもの病気と思ってみえるかたが時にみえますが、成人で発症することも珍しいことではありません。特に花粉症があるような「アレルギー素因」のあるかたは喘息発症のリスクが高いと考えられています。また小児喘息の場合はアウトグローといって6割以上のかたが10歳代で治癒するといわれていますが、成人で発症した場合は現在の医学では治癒は困難と考えられています。しかしながらしっかりと治療すれば8割以上の方は症状なくコントロールすることが可能であり、症状がおさまってからも治療を継続すれば症状発現を予防することが可能とされています。通常は数ヶ月〜数年と長期継続が必要とはなりますが、しっかりと治療することをおすすめいたします。
(2013年4月18日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)