2013年05月16日

「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました

COPD講演会2013春.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会に参加してまいりました。今回は「COPD」の診療においては有名な大学病院の先生のご講演でした。
「COPD」は喫煙が主な原因となっておきる呼吸器系の慢性疾患です。進行してくると「咳」「痰」「息切れ」といった呼吸器症状が出現しますが、初期には症状がないことも多く「風邪をひくと咳・痰がながびく」といった程度の症状であることも珍しくありません。現在日本には「COPD」でありながら確定診断されていない方が500万人以上いるといわれており、早期診断・早期治療がすすめられている中で医療者がいかに早くみつけられるか、一般のかたの疾患としての認知度をいかに向上するかといったことが注目されています。
今回の講演は主に「プライマリケア医(専門医ではない一般診療をおこなう医師)」がいかに「COPD」にとりくんでいくか、ということにポイントがおかれていましたが、講演後のディスカッションも活発におこなわれ名古屋地域では比較的積極的にCOPDを診断しようという意識が高いように感じられました。私自身も呼吸器専門医として今後も積極的にCOPD診療に取り組んでいこうと強く感じました。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:31| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月13日

第25回 日本アレルギー学会春季臨床大会に参加してまいりました。

第25回日本アレルギー学会春季臨床大会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

週末を利用して横浜で開催されました「第25回 日本アレルギー学会春季臨床大会」に参加してまいりました。
この学会は「アレルギー」という枠組みのため、内科・小児科・耳鼻科・皮膚科などさまざまな診療科の医師が参加します。私自身は診療の都合上一日のみの参加となりましたが、非常に多くの人でにぎわい活気がありました。
今回は日常診療でふれることの多い、「気管支喘息」「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」といった疾患のシンポジウムや講演に参加したほか、まだ研究段階の最新のトピックスの講演など駆け足で参加し、非常に勉強になりました。
けやき内科にはたくさんのアレルギー疾患の患者様が通院されていますが、私が「呼吸器内科医」であることもあり「気管支喘息」の患者様が大変多いです。しかしながらアレルギー疾患は複数の疾患を一人の患者様がもっていることも珍しくなく、「気管支喘息」にくわえて「花粉症・アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」など他の疾患にかかられているかたがたくさんおみえです。そのような場合「気管支喘息」の治療のみでは病状のコントロールがうまくいかない事が多いため、「鼻炎」「皮膚炎」の治療もふくめた総合的な治療計画をたててとりくんでいくことが必要となります。アレルギー疾患を複数もっている場合、個々の疾患のみの治療では病状のコントロールがうまくいかないことが多いのです。そのような状況から現在学会でも「アレルギー総合医」として診療をおこなうことの重要性が掲げられており、今回もその観点からの講演が多く開催されておりました。
今回の学会参加で得られたものを早速今後の診療にいかし、よりよい医療サービスが提供できますよう積極的にとりくんでいきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:54| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月07日

今日は「World Asthma Day(世界喘息の日)」です!

WorldAsthmaDay2013.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日は「World Asthma Day(世界喘息の日)」です!みなさん、ご存じでしたか?

この「World Asthma Day」は「喘息の国際指針」である「GINA (Global Initiative for Astma)」が「喘息に対する理解をすすめ、喘息の治療管理をよくする」目的でさだめたもので、世界各国でさまざまなイベントが予定されています。今年のテーマはこれまでと同様「You Can Control Your Asthma(あなたは自分で喘息をコントロールできます)」です!

「ぜんそく」の患者さんなら誰でも「しばらく調子がよかったのに、どうしてまた症状がでてきちゃったんだろう」ということを経験されていると思います。
「ぜんそく」という病気は「せき」「たん」「息苦しさ」といった症状がでますが、症状がひどい時は本当につらいものです。誰でも症状をはやくよくしたいと思いますし、できれば「また症状がでないようにしたい」と思われていることでしょう。
「ぜんそくをコントロールする」ということは「症状がでた時に、できる限り早く症状をおさえる」という事が第一ではありますが「症状がでないように予防する」という事も非常に重要なのです。
「けやき内科」では「ぜんそくをコントロールする」ために、喘息で通院されている方には「ピークフローメーター」を貸し出しています。「ピークフローメーター」を使用することで、症状がある時の「症状のひどさ」を判断することができますし、症状がない時でも「気管支の炎症がおさまって、気管支がひろがっているか」を判断することができます。気管支の炎症がおさまっていないと、風邪をひいたり体調をくずす事で「ぜんそく」の症状がすぐにでてしまいますから、より正確に自分の病状を把握することができ「予防」につなげることができます。
また「けやき内科」では通院中の喘息の方には定期的に「肺機能検査」をうけることをおすすめしています。特に「肺機能検査」の中でも「可逆性試験」といって「気管支拡張剤」による気管支の広がりの変化をみる検査をすることによって、現在の気管支の状態をより正確に把握することもできます。
「ぜんそく」という病気は一度かかるとながく治療が必要な病気ではありますが、ただしく病状を判断することで「コントロールする」ことができる病気です。「もしかしてぜんそくなのかな?」と思ってみえるかたはもちろん、「ぜんそくの治療を受けているけどなかなかよくならない」というかたはお気軽にご来院ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

posted by けやき内科 at 06:44| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月03日

けやき内科はお休みです。

本日休診.jpgゴールデンウィークの後半もはじまりました。
「けやき内科」も本日5月3日より、月曜日5月6日までお休みをいただきます。

おでかけになられる方は、体調に気をつけていい休日をお過ごしください。

火曜日5月7日からは通常どおりの診療です。
なお休み明けは大変な混雑が予想されますので、申し訳ありませんが予めご理解の程おねがいいたします。

posted by けやき内科 at 15:54| 休診日のおしらせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月01日

あなたの血管年齢は?

バセラVS-1500A.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。

「血管年齢」というのをご存じですか?
人間は年をとると白髪になってきたりしわが増えてきたりします。そのような変化は見た目でわかりますが、同じように目に見えない体の中の部分(内臓)も年をとっていきます。「血管」も同様です。
「血管」は一般に年をとってくると、だんだんかたくなってきます。いわゆる「動脈硬化」ですね。血管がかたくなると弾力が失われてくるために、血液の流れによる圧力がたかまり「血圧」が高くなってきます。これが「高血圧」ですね。しかしながらまだ30〜50才ぐらいで「高血圧」になってくる方がいます。その原因の多くは「肥満症」「高コレステロール血症」だったりするわけですが、中にはすでに「動脈硬化」がはじまっている方もいると言われています。「肥満症」「高コレステロール血症」は食べ過ぎや運動不足が原因なので、改善するためには生活習慣の改善が必要ですが、すでに「動脈硬化」が始まっていたら「生活習慣の改善」だけでは不十分であり、「動脈硬化」を改善するための治療薬が必要と考えられています。
「けやき内科」では写真の血圧脈波検査装置「バセラVS-1500A」を用いて「血管年齢」の測定をおこなっています。実際の年齢よりも「血管年齢」が高い場合、すでに「動脈硬化」がはじまっていると考えられます。
「血管年齢」をはかることによって「生活習慣の改善だけでいいのかどうか」の判断ができますが、他にも「治療をして検査上はコレステロールが下がってきたけど、薬をやめても大丈夫かどうか」といった判断にも役立ちます。患者様それぞれの病状をより詳細に判断することができるようになるわけですね。

「けやき内科」では、地域の皆様によりよい医療サービスが提供できますよう今後もさまざまな事にとりくんでいきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:24| けやき内科設備紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする