「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日は「World Asthma Day(世界喘息の日)」です!みなさん、ご存じでしたか?
この「World Asthma Day」は「喘息の国際指針」である「GINA (Global Initiative for Astma)」が「喘息に対する理解をすすめ、喘息の治療管理をよくする」目的でさだめたもので、世界各国でさまざまなイベントが予定されています。今年のテーマはこれまでと同様「You Can Control Your Asthma(あなたは自分で喘息をコントロールできます)」です!
「ぜんそく」の患者さんなら誰でも「しばらく調子がよかったのに、どうしてまた症状がでてきちゃったんだろう」ということを経験されていると思います。
「ぜんそく」という病気は「せき」「たん」「息苦しさ」といった症状がでますが、症状がひどい時は本当につらいものです。誰でも症状をはやくよくしたいと思いますし、できれば「また症状がでないようにしたい」と思われていることでしょう。
「ぜんそくをコントロールする」ということは「症状がでた時に、できる限り早く症状をおさえる」という事が第一ではありますが「症状がでないように予防する」という事も非常に重要なのです。
「けやき内科」では「ぜんそくをコントロールする」ために、喘息で通院されている方には「ピークフローメーター」を貸し出しています。「ピークフローメーター」を使用することで、症状がある時の「症状のひどさ」を判断することができますし、症状がない時でも「気管支の炎症がおさまって、気管支がひろがっているか」を判断することができます。気管支の炎症がおさまっていないと、風邪をひいたり体調をくずす事で「ぜんそく」の症状がすぐにでてしまいますから、より正確に自分の病状を把握することができ「予防」につなげることができます。
また「けやき内科」では通院中の喘息の方には定期的に「肺機能検査」をうけることをおすすめしています。特に「肺機能検査」の中でも「可逆性試験」といって「気管支拡張剤」による気管支の広がりの変化をみる検査をすることによって、現在の気管支の状態をより正確に把握することもできます。
「ぜんそく」という病気は一度かかるとながく治療が必要な病気ではありますが、ただしく病状を判断することで「コントロールする」ことができる病気です。「もしかしてぜんそくなのかな?」と思ってみえるかたはもちろん、「ぜんそくの治療を受けているけどなかなかよくならない」というかたはお気軽にご来院ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!