2013年05月13日

第25回 日本アレルギー学会春季臨床大会に参加してまいりました。

第25回日本アレルギー学会春季臨床大会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

週末を利用して横浜で開催されました「第25回 日本アレルギー学会春季臨床大会」に参加してまいりました。
この学会は「アレルギー」という枠組みのため、内科・小児科・耳鼻科・皮膚科などさまざまな診療科の医師が参加します。私自身は診療の都合上一日のみの参加となりましたが、非常に多くの人でにぎわい活気がありました。
今回は日常診療でふれることの多い、「気管支喘息」「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」といった疾患のシンポジウムや講演に参加したほか、まだ研究段階の最新のトピックスの講演など駆け足で参加し、非常に勉強になりました。
けやき内科にはたくさんのアレルギー疾患の患者様が通院されていますが、私が「呼吸器内科医」であることもあり「気管支喘息」の患者様が大変多いです。しかしながらアレルギー疾患は複数の疾患を一人の患者様がもっていることも珍しくなく、「気管支喘息」にくわえて「花粉症・アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」など他の疾患にかかられているかたがたくさんおみえです。そのような場合「気管支喘息」の治療のみでは病状のコントロールがうまくいかない事が多いため、「鼻炎」「皮膚炎」の治療もふくめた総合的な治療計画をたててとりくんでいくことが必要となります。アレルギー疾患を複数もっている場合、個々の疾患のみの治療では病状のコントロールがうまくいかないことが多いのです。そのような状況から現在学会でも「アレルギー総合医」として診療をおこなうことの重要性が掲げられており、今回もその観点からの講演が多く開催されておりました。
今回の学会参加で得られたものを早速今後の診療にいかし、よりよい医療サービスが提供できますよう積極的にとりくんでいきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 06:54| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする