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今日は「World No Tobacco Day(世界禁煙デー)」です!今年のWHOのテーマは「Ban tobacco advertising, promotion and sponsorship(タバコの広告・販促・スポンサー活動を排除しよう)」、厚生労働省のテーマは「タバコによる健康影響を正しく理解しよう」です!
この「世界禁煙デー」にちなんで世界各国でさまざまなイベントが開催されます。日本でも厚生労働省の主催により東京で記念イベントが本日午後から開催されるとのことです。
昭和40年頃の日本における喫煙率は男性は約80%、女性は約15%でした。厚生労働省の統計によると平成23年の喫煙率は男性32.4%、女性9.7%。昔にくらべるとずいぶん喫煙率は低下していますが、それだけ喫煙による健康被害が認識されたということなのでしょうか。しかしながらここ数年の動きをみてみると、男性の喫煙率は平成22年よりも増加傾向のよう。タバコの値上がりでおきた「禁煙ブーム」がすぎた影響なのでしょうか。一方女性はここ20年くらいで徐々に喫煙率が上昇しているようです。
タバコはすっている人のみならず、周囲の人にも「受動喫煙」をおこし健康被害をもたらします。これまでに「自分は吸っていなくとも家族に喫煙者がいると肺癌になりやすい」「親が喫煙している子供は喘息になりやすい」など、さまざまな「受動喫煙」による健康被害が報告されています。喫煙者のかたはタバコの害をきちんと理解して、自分も家族も健康的な生活がおくれるよう「禁煙」にとりくむことをおすすめしたいです!
また本日5月31日から6月6日までの一週間は「禁煙週間」です。この機会にぜひ「禁煙」されてはいかがでしょうか?「これまでに何度も禁煙に失敗しているから・・」という方は、「禁煙外来」を受診することをおすすめします!「けやき内科」でも一定の基準をみたしていれば保険適用での「禁煙治療」をうけることが可能です。是非この機会にご検討ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!