2013年09月08日

「呼吸器感染症」の研究会に参加してまいりました。

2013東海呼吸器感染症研究会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この研究会は愛知・岐阜・三重で「肺炎」「結核」「インフルエンザ」などの「呼吸器感染症」の診療に従事する医療者が参加するもので、年に二回開催され毎回活発な討議が行われます。今回はこの地域での複数の医療機関からの診療データなどの発表ののち、「非結核性抗酸菌症」の診療・研究において第一人者である先生のご講演がおこなわれました。
「非結核性抗酸菌症」は、「結核菌」と同じく「抗酸菌」に分類される菌の感染症ですが、「肺結核」との違いは「肺結核」が人から人に感染する事が問題となることに対し、「非結核性抗酸菌症」は人からではなく土壌・水中などの「環境」から人へ感染するという事です。また日本においては「肺結核」の患者数は年々減少してきていますが、「非結核性抗酸菌症」の患者数は増加の一途をたどっており、早期診断・治療にむけて新たな診断法や新薬の開発などさまざまな取り組みがおこなわれています。
今回「非結核性抗酸菌症」の血清診断を中心に診断・病態についてのご講演を拝聴することができ大変勉強になりました。今回の研究会に参加して得られた新たな知見を、早速これからの診療にいかしていきたいと思います。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

posted by けやき内科 at 07:04| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする