2014年05月12日
第26回 日本アレルギー学会春季臨床大会に参加してまいりました。
けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
京都で開催されました「第26回 日本アレルギー学会春季臨床大会」に参加してまいりました。アレルギー学会によるこの学術大会は毎年開催される大規模なもので、日本全国からアレルギー疾患の研究・診療をおこなっている多くの医師が参加します。この学会の特徴は「アレルギー疾患」という枠組みのため「内科」「小児科」「耳鼻科」「皮膚科」といった従来の診療科をこえて医師が参加することもあり、様々な領域のアレルギー疾患の知見を得ることができます。
また今回はけやき内科で実施した気管支喘息患者様を対象とした臨床研究の結果を、私自身が発表する機会をいただきました。この臨床研究は新規に使用できるようになった気管支喘息の吸入薬の有効性を検討したものでしたが、多くの専門医の先生に関心をもっていただけたようでした。
自身の発表以外では、成人の気管支喘息、小児の気管支喘息などの講演を聴講させていただきました。特に小児の気管支喘息に関しては、昨年FeNO(呼気一酸化窒素)の測定を実施するようになって以来、遠方よりけやき内科をたよって来院される小児喘息の患者数が非常に増加していることもあり、今回の学会で得られた知見を早速日常診療で還元していきたいと思います。
今回の学会参加にあたり、発表時間の都合上土曜日の診療を通常より一時間はやく終了とさせていただきました。予め院内掲示やホームページでの告知などさせていただいてはおりましたが、当日受付時間終了後に来院いただいた多くの患者様の診療をお断りする形となってしまいました。ご迷惑をおかけしましたことをこの場をかりてお詫び申しあげます。