「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
一年半ほど前からはじまった風疹の流行にともない、昨年度から各地方自治体により予防接種の助成がおこなわれてまいりました。名古屋市においては平成25年6月から平成26年3月末までの予定でしたが、風疹の流行状況が続いていることをうけ、平成26年4月以降も助成制度が延長され実施されておりました。
しかしながら名古屋市では来月9月末で助成制度の終了が通知されています。現在この助成制度利用をご検討中のかたは早めの接種をおすすめいたします。
対象となるのは下記の方です。
1. 名古屋市に住民登録があること
2. 女性は「妊娠を希望していること」
男性は「パートナーが妊娠を希望、あるいは妊娠中であること」
3. 事前の風疹に対しての抗体検査で下記の基準をみたしていること
男性:HI法で16倍未満 EIA(IgG)法で6.0未満
女性:HI法で32倍未満 EIA(IgG)法で8.0未満
上記に該当する方は、「けやき内科」に直接ご来院いただくかお電話でご予約ください。
ワクチンのストックはありませんので、ご予約された時点で発注し納入後の接種となります。
また予約された場合、キャンセルできませんので予めご了承ください。
下記の点を特にご注意いただきますようお願いします。
1. 「健康保険証」「免許証」など名古屋市住民である事をしめすものが必要です。
2. 「けやき内科」以外で風疹抗体の検査をうけた方でも予防接種は可能です。
(その場合、検査結果票を持参いただく必要があります。)
3. 「風疹抗体症候群」のリスクがあるため、妊娠中のかたは接種できません。
また女性の場合、予防接種後は最低2カ月の避妊が必要です。
4. 「風疹ワクチン」の供給がないため「麻疹・風疹混合ワクチン」を使用します。
5. 男性で「HI法16倍」「EIA法6.0」のかたは、今回の助成制度は利用できません。
医学的には予防接種が望ましいと考えられますが自費での接種となります。
6. 名古屋市外に在住の方は「けやき内科」で接種される場合全額自費となります。
(各市町村で助成制度が異なるため、お住まいの地域での接種をおすすめします。)
まだ風疹抗体の検査をうけていないかたは、「けやき内科」で検査をすることが可能です。
保険適用外のため自費(2,500円)となります。また検査結果がでるまで約一週間必要です。
接種日が10月以降となった場合には助成制度はうけられません。(予防接種自体を実施することは可能ですが全額自己負担となります。)上記をよくお読みになった上で、ご希望の方はお早めにお問い合わせの程お願いいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2014年08月30日
2014年08月27日
ワーファリンの効果を測定します。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
みなさんは「ワーファリン」というお薬をごぞんじでしょうか?血液をかたまりにくくする作用がある薬で、主に不整脈などが原因で血のかたまりができてしまう方を対象に、「脳梗塞(脳血栓)」などの「血栓塞栓症」をおこさないようにするお薬です。非常に重要なお薬ですが、その一方で薬が効きすぎてしまうとちょっとしたことで出血してしまったりすることもあり、使用に十分な注意が必要とされることも事実です。
今回ご紹介する「INRatio2」は、この「ワーファリン」の効き具合を判断する「PT-INR」を測定するためのものです。「INRatio2」は結果が数分ででるので、「ワーファリン」の投与量の調節も測定日に行う事が可能です。より安全な治療を実施することが可能となるわけですね。
「けやき内科」では地域の皆様によりよい医療サービスができますよう、さまざまなことに積極的にとりくんでまいります!これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
(「INRatio2」はメーカーのサポート終了に伴い、2016年11月に使用を終了いたしました。以降は同等の検査機器である「コアグチェックXS」を使用しております。)
みなさんは「ワーファリン」というお薬をごぞんじでしょうか?血液をかたまりにくくする作用がある薬で、主に不整脈などが原因で血のかたまりができてしまう方を対象に、「脳梗塞(脳血栓)」などの「血栓塞栓症」をおこさないようにするお薬です。非常に重要なお薬ですが、その一方で薬が効きすぎてしまうとちょっとしたことで出血してしまったりすることもあり、使用に十分な注意が必要とされることも事実です。
今回ご紹介する「INRatio2」は、この「ワーファリン」の効き具合を判断する「PT-INR」を測定するためのものです。「INRatio2」は結果が数分ででるので、「ワーファリン」の投与量の調節も測定日に行う事が可能です。より安全な治療を実施することが可能となるわけですね。
「けやき内科」では地域の皆様によりよい医療サービスができますよう、さまざまなことに積極的にとりくんでまいります!これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
(「INRatio2」はメーカーのサポート終了に伴い、2016年11月に使用を終了いたしました。以降は同等の検査機器である「コアグチェックXS」を使用しております。)
2014年08月21日
Q「ぜんそくの治療を始めてもうすぐ一年になりますが・・・」
Q) ぜんそくの治療を始めてもうすぐ一年になりますが、最近は発作も起こりません。しかし吸入薬はまだ続けましょうと言われました。もう症状はないのに、いつ治療は終わるのでしょうか。(守山区 43歳)
A) 成人の気管支喘息の場合、残念ながら現在の医学では完治できません。かといって一生治療せねばならないかというと必ずしもそうではありません。適切な治療により80%以上の方が症状のない状態にコントロール可能と言われていますが、無症状の状態を維持するためにはピークフロー値の推移や肺機能検査・呼気NO検査等をおこない「気管支の炎症がおさまっているか」「気道狭窄が改善されているか」等を確認しつつ、いつまで治療を継続するか検討する必要があります。「症状がよくなった」というだけで治療をやめてしまうといずれまた症状がでてくる確率が高くなり、結果的に治療期間が長くなるばかりか肺機能障害が固定されてしまう可能性もあります。症状のみで判断せずしっかり治療する事をおすすめします。
(2014年8月21日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 成人の気管支喘息の場合、残念ながら現在の医学では完治できません。かといって一生治療せねばならないかというと必ずしもそうではありません。適切な治療により80%以上の方が症状のない状態にコントロール可能と言われていますが、無症状の状態を維持するためにはピークフロー値の推移や肺機能検査・呼気NO検査等をおこない「気管支の炎症がおさまっているか」「気道狭窄が改善されているか」等を確認しつつ、いつまで治療を継続するか検討する必要があります。「症状がよくなった」というだけで治療をやめてしまうといずれまた症状がでてくる確率が高くなり、結果的に治療期間が長くなるばかりか肺機能障害が固定されてしまう可能性もあります。症状のみで判断せずしっかり治療する事をおすすめします。
(2014年8月21日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
2014年08月13日
けやき内科はお休みです。
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
先週末は台風で大変でしたが、今日は朝から太陽のてりつける真夏日ですね。みなさん、体調はいかがでしょうか。
「けやき内科」は明日8月14日木曜日から16日土曜日まで、夏季休診とさせていただきます。18日月曜日から通常診療です。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申しあげます。
今週は予約以外の患者様もたくさんおみえになり大変混雑し、お待たせする時間もながくなってしまいご迷惑をおかけしました。
しかしながら休み明けも混雑することが予想されます。ご予約以外の患者様で急を要さない病状のかたは、来週後半以降の受診をおすすめいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
先週末は台風で大変でしたが、今日は朝から太陽のてりつける真夏日ですね。みなさん、体調はいかがでしょうか。
「けやき内科」は明日8月14日木曜日から16日土曜日まで、夏季休診とさせていただきます。18日月曜日から通常診療です。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申しあげます。
今週は予約以外の患者様もたくさんおみえになり大変混雑し、お待たせする時間もながくなってしまいご迷惑をおかけしました。
しかしながら休み明けも混雑することが予想されます。ご予約以外の患者様で急を要さない病状のかたは、来週後半以降の受診をおすすめいたします。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。
2014年08月06日
Q「先日テレビで、死亡者数の一番多い癌は肺ガンだと・・・」
Q) 先日テレビで、死亡者数の一番多いガンは肺ガンだと言っていましたが、かからないように気をつけること、また早期発見の方法はなにかありますか。
A) 「肺癌」の発症にもっとも関連性が高いのは、なんと言っても「喫煙」です。もしご自身が喫煙されているのであれば、一刻もはやく禁煙することをお勧めします。また「間接喫煙」が肺癌の発症に関与していることも報告されており、夫が喫煙者だった場合、妻の肺癌発症リスクが高まるといわれています。ご家族で喫煙者がみえるのであれば、禁煙していただくとよいでしょう。
また肺には痛みを感じる神経がないこともあり、なんらかの症状を自覚した時には既に進行している事も少なくありません。従って無症状であるうちに検診を受ける事が早期発見につながります。特に「50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上」もしくは「40歳以上で6ヵ月以内に血痰があった人」はハイリスクとされ、肺癌検診でも胸部レントゲンにくわえて喀痰細胞診検査の併用が推奨されています。肺癌検診を積極的に受けることをお勧めします。
(2014年8月6日中日新聞市民北版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 「肺癌」の発症にもっとも関連性が高いのは、なんと言っても「喫煙」です。もしご自身が喫煙されているのであれば、一刻もはやく禁煙することをお勧めします。また「間接喫煙」が肺癌の発症に関与していることも報告されており、夫が喫煙者だった場合、妻の肺癌発症リスクが高まるといわれています。ご家族で喫煙者がみえるのであれば、禁煙していただくとよいでしょう。
また肺には痛みを感じる神経がないこともあり、なんらかの症状を自覚した時には既に進行している事も少なくありません。従って無症状であるうちに検診を受ける事が早期発見につながります。特に「50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上」もしくは「40歳以上で6ヵ月以内に血痰があった人」はハイリスクとされ、肺癌検診でも胸部レントゲンにくわえて喀痰細胞診検査の併用が推奨されています。肺癌検診を積極的に受けることをお勧めします。
(2014年8月6日中日新聞市民北版朝刊「教えて!ドクター Q&A」掲載)