2015年02月20日

今日は「アレルギーの日」です!

アレルギー週間2015.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日2月20日は「アレルギーの日」、そして今週17日から23日は「アレルギー週間」です!

アレルギーがからだのなかでおこる際に重要な役割をはたす物質の一つに「IgE抗体」というものがあります。この「IgE抗体」を発見したのは日本人の医学者である石坂公成先生で、石坂先生がこの「IgE抗体」を発見・発表されたのが1966年2月20日なのです。日本アレルギー協会は1995年以降、2月20日を「アレルギーの日」、その前後1週間を「アレルギー週間」とさだめ、「アレルギー週間」には日本全国でアレルギーにちなんださまざまなイベントが開催されます。

「けやき内科」のある名古屋では、まさにアレルギー疾患の代表的なものである「花粉症」のシーズンに突入したところです!症状がでてからの治療ではピークをおさえることは困難といわれていますので、花粉の飛散がはじまったタイミングから「症状がでないよう」治療を開始するのがおすすめです。「スギ花粉症」と診断されている方は早めに受診されることをおすすめいたします!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2015年02月15日

花粉症シーズン到来!

2015スギ花粉飛散開始.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

日本気象協会によると、けやき内科のある愛知県でもどうやら「スギ花粉」の飛散がはじまったようです!
そろそろ症状がではじめている方もみえるようで、先週後半くらいから「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」「目のかゆみ」といった症状で受診される方が増えています。
「花粉症」は症状がではじめてから治療を開始したのでは効果がでるのに時間がかかり、特にピーク時の症状のコントロールは困難といわれています。一般に予め「花粉症」と診断されているのであれば「花粉の飛散がはじまったら」「症状の出る前に」治療を開始するのがもっともよいとされています。
すでに「スギ花粉症」と診断されている方は早めの治療開始をおすすめいたします!また「気管支喘息」を合併しているかたは、花粉症症状とともに喘息症状の悪化がみられる場合もあるため、特に治療開始することを強くおすすめいたします!
また昨年から新しい花粉症治療である「舌下免疫療法」が保険適応となりました。すでに問い合わせをいただいておりますが、「舌下免疫療法」はスギ花粉の飛散時期に治療開始はできません。「舌下免疫療法」についての詳細はこちらのホームページをごらん下さい。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2015年02月13日

ショッパー「あなたのまちの星」で紹介いただきました!

あなたのまちの星2015.jpg

けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
昨日発行の「ショッパー北エリア版」の「あなたのまちの星」で「けやき内科」を紹介いただきました!

いよいよ花粉症シーズンとなるこれからの時期、もともと喘息のある方は花粉症症状にともなって喘息症状が悪化する場合もあります。また一般に花粉症の治療は「症状がでてから」ではなく「花粉が飛散しだしたら」開始するのがよいとも言われています。早めの治療開始をおすすめいたします!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2015年02月12日

Q「友人が、風邪の咳が長引いて受診したら百日咳と診断され・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) 友人が、風邪の咳が長引いて受診したら百日咳と診断されたそうです。続く咳は感染症の場合もあるそうで、他にどんな病気がありますか。(長久手市 53才)

A) 「咳」「痰」の症状を「風邪」と思われる方は多いですが、3週間以上続く場合は単なる風邪ではない可能性があります。「百日咳」は「百日咳菌」による感染症で、その名の通り約百日間(約3ヶ月間)ほど咳が続く事を特徴とします。他に頻度の高い感染症として「マイコプラズマ感染症」もあげられます。「マイコプラズマ」は小児や若年者の間で流行する事が多く、学校などで集団感染がみられる場合もあります。また戦後の日本で大流行し現在も集団感染等で問題となる「肺結核」も「咳」「痰」がながく続く場合があります。これらの感染症は胸部レントゲンや喀痰検査、血液検査などで診断が可能ですし、適切な治療を受けることにより完治も望めます。症状がながびく場合には「呼吸器専門医」「感染症専門医」を受診する事をお勧めいたします。


(2015年2月12日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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2015年02月08日

「気管支喘息」のシンポジウムに参加してまいりました。

Asthma Symposium 2015.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「気管支喘息」のシンポジウムに参加してまいりました。
今回のシンポジウムでは喘息診療の中でも特に「FeNO(呼気中一酸化窒素)」の測定にフォーカスをあて、喘息診療・研究における第一人者の先生のご講演をおききしました。参加者は、この地域でいずれも喘息診療に積極的に取り組んでいる医師ばかりで、講演後のディスカッションも非常に活発におこなわれました。
「気管支喘息」は重症の場合「ヒューヒュー」「ぜいぜい」というような呼吸音、いわゆる「喘鳴(ぜんめい)」をおこすことで知られる疾患ですが、多くの方は「咳」「痰」といった風邪と大差のない症状です。ただ症状が長く続いたり「風邪薬をのんでもよくならない」といったきっかけで受診され診断される事が多いと思います。注意すべき点としては必ずしも症状の程度と病状が相関しないことで、的確な病状判断のためには「呼吸機能検査」「FeNO測定」「気道過敏性試験」「ピークフローモニタリング」など、必要に応じてさまざまな検査による客観的指標が必要となります。つまり「これぐらいの症状ならたいしたことはないだろう」と患者様が思われていても、検査による客観的指標からは重症の病状であると判断される場合もあるのです。結果的に症状からのみの判断で治療薬が処方された場合、「きちんと治療しているのにいつまでたってもよくならない。」ということが起きる可能性があります。また治療開始後に症状が良くなったからという理由だけで薬をへらしたりやめたりすると、しばらくしてまたすぐに症状がでてくる事が多いのも同じ理由によるものです。薬を減らせるかどうかの判断は症状のみでなく検査などによる客観的指標が非常に重要で、いくら症状がよくなっていても検査値が悪ければ薬は減らすべきではないと考えられています。
「FeNO測定」は比較的新しい検査法で名古屋市内でも実施している医療機関はまだ数えるほどしかありません。しかしながら5才くらいの小さいお子さんでも苦痛なく実施できるほど非常に簡便におこなえる一方で、気道におけるアレルギー反応の程度を数字で把握でき病状の適切な判断には非常に有用と考えられます。今回のシンポジウムに参加して、さまざまな新たな知見を得るとともに日常診療のなかで様々に思考していた多くの部分が整理されました。これからも「気管支喘息」のより適切な診療がおこなっていけるよう積極的にとりくんでいきたいと思います。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

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