ゴールデンウィーク中の診療について

「けやき内科」のブログをごらんいただきありがとうございます！
もうすぐゴールデンウイークですね。なかには今日「昭和の日」からもう連休にはいるというかたもおみえになるようで、楽しいお休みがすごせるといいですね。

「けやき内科」では日曜・祝日をお休みとさせていただいておりますので、ゴールデンウイーク中もカレンダー通りに診療をおこないます。今週の土曜5月2日は通常通りの診療をおこない、来週5月4日月曜から6日水曜までは休診となります。7日木曜からは通常通りの診療をおこないます。
連休の前後は大変混雑することが予想されます。特にご予約以外の方は待ち時間が大変ながくなることが予想されますので、申し訳ありませんが予めご了承ください。どうぞ時間に余裕をもってお越しいただきますようお願い申しあげます。

みなさん、よい休日をお過ごし下さい。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします！

Q「そろそろ花粉症シーズンも終わりですが、花粉症の新しい治療「舌下免疫療法」を・・・」

Q)そろそろ花粉症シーズンも終わりですが、花粉症の新しい治療「舌下免疫療法」をうけることができると聞きました。この治療を受ければ来年からは花粉症の薬をのまなくてもよくなりますか？（小牧市　35歳）

A) おっしゃるとおり「舌下免疫療法」は花粉飛散時期には開始できませんので、花粉症シーズンが終わった6月頃から受けることができます。ただしこの治療は登録医療機関でしか受ける事ができません。また「スギ花粉症」の方が対象ですので「イネ科」「ブタクサ」など他の花粉症に効果はありません。さらに最低でも2年以上、通常は3〜5年は治療を継続しないと有効ではないとされ、アナフィラキシーや喘息発作など生命に関わる重篤な副作用がでる可能性もあるとされています。つまり「花粉症の症状がない時期もふくめ何年も通院して薬を続けねばならず、副作用の可能性もゼロではない。」ということです。安易に判断せず専門医によく相談してから治療を受けるかどうか決める事をお勧めいたします。


（2015年4月23日ショッパー春日井小牧エリア版「教えて！ドクター　Q&A」掲載）

「第55回 日本呼吸器学会学術講演会」に参加してまいりました。

けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

東京で開催されました「第55回 日本呼吸器学会学術講演会」に参加してまいりました。この学術講演会は私も会員である日本呼吸器学会が開催する一年に一度の大規模なもので日本全国の呼吸器専門医が参加します。呼吸器疾患領域に特化した学術講演会であるため、この領域の最新の知見を得る絶好の機会です。私は診療スケジュールの都合上最終日の日曜日のみの参加でしたが、多くの人でにぎわい大変な活気を感じました。今回も日常の診療でふれることの多い「COPD（慢性閉塞性肺疾患）」「気管支喘息」「感染症」を中心に講演に参加しました。自分自身の専門的知識の妥当性を再確認することもできましたが、やはり新たに得られた知見もありまだまだ精進が必要であると痛感いたしました。

今回の学会に参加して得られた新たな知見を、早速これからの診療にいかしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

Q「今年はじめて花粉症の症状が出始め・・・」

Q) 今年はじめて花粉症の症状が出始め、目のかゆみや鼻水に困っています。症状がでてから市販薬を飲んでいますが効果がありません。病院で処方される薬のほうが、効果があるのでしょうか。（名東区 46歳）

A) この時期ですと「ヒノキ」あるいは「スギ」の花粉症と思われますが、一般に3月以降の症状がピークをむかえる時期から内服薬をのんでも効果が乏しいと言われています。それは市販薬でも病院からの処方薬でも同じです。通常「スギ花粉症」であれば1月おわり〜2月の花粉の飛散開始時期にあわせて、つまり症状をより効果的にコントロールするためには「症状が出る前から」内服薬を開始する事が推奨されているのです。ただこのように対応するためには予め自分が何の花粉に対してアレルギー反応があるのか調べておく必要があります。また市販薬と比べると病院で処方される薬の方が種類も豊富で、効果もさまざまなレベルのものがありますので、一度病院を受診して相談することをお勧めいたします。


（2015年4月16日ショッパー東エリア版「教えて！ドクター　Q&A」掲載）

「第112回 日本内科学会総会・講演会」に参加してまいりました。

けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

週末を利用して京都で開催されました「第112回 日本内科学会総会・講演会」に参加してまいりました。この講演会は年に一度開催されるもので、現在の医療機関における診療体制が「呼吸器」「循環器」「消化器」というように臓器別に細分化がすすんでいる中で、「内科」という大きな枠組みで開催される講演会であるため日本中の内科医が参加する非常に大規模なものとなります。今回は4年に一度開催される「医学会総会」と同時開催ということもあってか、非常に多くの参加者で賑わい活気を感じました。
今年の講演会のテーマは「イノベーションで拓く内科学」でしたが、各領域のさまざまな最新の医療や知見に同時にふれられる機会はなかなかありません。今回の講演会でも各地域で様々な分野で積極的にとりくんでいる医療機関の発表をいくつか拝見し大変刺激になりました。今回の学会参加で得られた知見を早速これからの診療にいかし、自分自身もモチベーションをもって今後も積極的にとりくんでいきたいと思います。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。