2015年07月19日

「呼吸器疾患セミナー」に参加してまいりました。

呼吸器疾患セミナー2015夏けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「呼吸器疾患セミナー」に参加してまいりました。今回のセミナーでは数ある呼吸器疾患の中でも「気管支喘息」に注目し、特に最新の検査法である「呼気中一酸化窒素(FeNO)測定」にフォーカスをあて、この分野の第一人者である大学病院の先生をお招きしてご講演をおききしました。また私自身も座長として症例提示をさせていただき、参加いただいたこの地域で気管支喘息の診療に積極的にとりくんでおみえになる先生方とディスカッションをおこないました。
「呼気中一酸化窒素(FeNO)測定法」の保険適用が認可されてからおよそ2年が経過し、認可時はけやき内科以外にこの検査をおこなっている近隣の医療機関はほとんどありませんでしたが、ようやく名古屋市内でもいくつかの施設で検査機器が導入され、ある程度普及してきた感があります。その一方で新しい検査法であることから、その結果の解釈をどうするかについてはまだ不明確な部分も残されています。今回のご講演では、「FeNO測定」を気管支喘息の診断にいかに役立てるか、気管支喘息の治療管理にいかに生かしていくか、ということを中心に最新の知見を交えながらお伺いし、大変勉強になりました。またご講演後のディスカッションでは、非常に活発に意見が飛び交い、この地域の専門医における気管支喘息の診療レベルの高さを感じさせるものでした。

今回のセミナーに参加して得られた最新の知見を早速今後の診療に生かし、「気管支喘息」の専門医として地域医療に貢献していけるよう今後も積極的にとりくんでいきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。

posted by けやき内科 at 10:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする