
A) 「マイコプラズマ」は「肺炎」などの気道感染の起因菌の代表的なものの一つで、人から人に感染することから学校や職場で流行することが問題となっています。症状は「咳」「発熱」といった「風邪」と大差ないものですが、熱が下がらなかったり、咳がひどかったりながびいたりする場合もあります。ただ従来治療薬として推奨されてきた「マクロライド系抗菌剤」に対して耐性株が増加しているといわれている事もあり、適切な抗菌剤選択がされていない為に症状がながびいていないか確認する必要はあります。また他疾患の合併がないか確認する必要もあります。通常は症状のみではなく、胸部レントゲン・採血検査等をふくめ総合的にみて快方にむかっているかどうかの判断をします。ご不安であれば呼吸器専門医を受診される事をお勧めいたします。
(2015年7月23日ショッパー春日井小牧エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)