けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に名古屋で開催されました「第79回 東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この研究会は「ウイルス」「細菌」「抗酸菌」「真菌」など、様々な病原体によってひきおこされる「肺炎」「肺結核」などの「呼吸器感染症」の研究会で、東海地域で呼吸器感染症の診療に従事する多くの医療機関の医師が参加します。今回はその中でも「アスペルギルス」という「真菌(カビ)」の感染症にフォーカスをあて、参加医療機関の医師による各医療機関で経験された疾患などの報告ののち、呼吸器疾患領域では有名な大学教授の特別講演を拝聴いたしました。
「アスペルギルス」は呼吸器において「感染症」として成立しつつも「アレルギー」としての病態もあわせもたせる特殊な病原体の一つです。各医療機関からは珍しい疾患の報告や専門医療機関における治療成績の報告をおうかがいしましたが、あまり日常診療で触れることのない疾患の情報を共有することは大変勉強になりますし、他の医療機関、特に高次医療機関でどのように診療をおこなっているかをお伺いすることは普段の診療においても有用な情報となります。また特別講演では「アスペルギルス」によって引き起こされる生体でのアレルギー反応等を大変わかりやすくご講演いただき非常に勉強になりました。
今回の研究に参加して得られた知見を、早速けやき内科での診療にいかしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。