2015年11月14日

今日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です!

世界糖尿病デー2015.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日11月14日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です!

IDF(International Diabetes Federation: 国際糖尿病連合)の発表によると、2015年の世界の成人における糖尿病患者数は4億1500万人、実に11人に1人が糖尿病患者となったとのこと。昨年にくらべ2800万人増加しており、このまま増え続ければ2040年には6億4200万人に達成し、10人に1人が糖尿病ということになるようです。また年間およそ500万人、計算上6秒に1人糖尿病によりお亡くなりになられているとのことです。

「世界糖尿病デー」は2006年に国連でIDFからの「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択されさだめられました。糖尿病の脅威に対して「糖尿病との闘いのために団結しよう(Unite for Diabetes)」をキャッチフレーズに、「ブルーサークル」をシンボルマークとして全国で糖尿病抑制にむけたキャンペーンが展開されます。愛知県でも名古屋城や岡崎城の「ブルーライトアップ」など全国各地で「糖尿病デー」にちなんだイベントが開催される予定です。

糖尿病は初期には症状がないことがほとんどであり、発症にきづかないまま進行している事も珍しくありません。糖尿病を早期発見するためには、健康診断を積極的にうけることが一番です。現在各地方自治体が実施している「特定健康診査」においても糖尿病かどうかを判断する検査項目がふくまれており、積極的にうけられることをおすすめいたします。「けやき内科」も委託医療機関として実施可能(予約制)ですので、ご希望の方は是非お申し出下さい。
また「けやき内科」では糖尿病の病状判断に有用な「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の測定に、採血後すぐに結果がでる「DCAバンテージ」を導入しておりますので、受診当日に結果を確認して治療方針を相談することが可能です。「採血の結果はまた次回、といつも言われてるけど大丈夫かな?」とご不安な方は、ぜひ一度ご来院ください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2015年11月12日

今日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です!

WorldPneumoniaDay世界肺炎の日2015.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日11月12日は「World Pneumonia Day (世界肺炎の日)」です。世界的にみて「肺炎」は対策をたてるべき疾患の一つであることは間違いなく、特に途上国においては小児の「肺炎」による死亡が大きな問題となっています。World Pneumonia Day のホームページでは、2015年のテーマとして「Push the Pace. Fight Pneumonia.(前にすすもう。肺炎と戦おう。)」を掲げています。
日本においても「肺炎」は注目すべき疾患であり、人口動態統計によると日本人の死因は平成23年・24年・25年・26年と4年間連続で1位「悪性新生物」2位「心疾患」3位「肺炎」となっています。特に高齢者における「肺炎」の死亡率の高さが問題となっており、いかに「肺炎」を予防するか、いかに早期診断し、いかに治癒につなげるかということが課題になっています。
「肺炎」はウイルスの上気道感染、つまり「風邪」に引き続いて起きることが多く、予防のためには「うがい」「手洗い」が重要です。特に外出から帰宅した際には必ず行う事をおすすめします!また「肺炎」を起こす菌のうち「肺炎球菌」については「予防接種」を受けることが可能です。平成26年10月1日から「成人用肺炎球菌予防接種」は定期接種となりましたが、名古屋市においては65才以上の方はお一人一回に限り自己負担4,000円で接種することができます(接種後5年間有効)。「けやき内科」でも予約制で実施しております(キャンセル不可)ので、ご希望の方は是非お問い合わせください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2015年11月08日

「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。

2015名古屋喘息座談会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

先週末に引き続き、今週も「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。「気管支喘息」は「咳」「喘鳴」「息苦しさ」といった気道症状を特徴とする慢性疾患ですが、「かぜ」などの急性感染症の合併を契機に診断されることも多いせいか「慢性」という認識が一般にはあまりないように思われます。しかしながら慢性疾患である以上、継続的な治療をおこなわないと症状の発現(増悪)を何度も繰り返しながら病状が進行していく事が知られており、患者様の病状に合わせた長期的な治療計画をたて適切な治療をおこなっていくことが不可欠です。
今回の講演会ではこの地域で気管支喘息の専門的治療をおこなっている大学病院の先生のご発表のあと、日本の気管支喘息の診療・研究の第一人者であられるガイドライン作成の中心的役割を担っておみえの先生のご講演を拝聴いたしました。今回のご講演では現在のガイドラインの内容を中心に最新の論文データなど、気管支喘息の病状に影響を与える「喫煙」や「肥満」などの「修飾因子」の問題もふくめご講演いただき大変勉強になりました。ご講演後私自身が日常診療の中で疑問に思っている事を質問させていただきましたが、明確なアドバイスをいただくことができました。
今回の講演会で得られた知見を早速これからの診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

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2015年11月01日

「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。

2015秋喘息講演会.jpgけやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。今回ご講演されたのはこの地域の気管支喘息の研究・診療分野の第一人者であられる、名古屋大学の呼吸器内科学講座の伊藤理先生でした。今回は最新の論文データやガイドラインを中心に、ご自身での診療経験などもまじえつつご講演いただき大変勉強になりました。
気管支喘息は「咳」「息苦しさ」「ぜんめい」といった気道症状を特徴とする慢性疾患ですが、的確な治療をおこなえば80%以上の方が「症状がない」状態にコントロールできると言われています。その一方で症状がおちつくと「治った」と誤解されてしまい、治療が不十分なまま中断されてしまう事が多い事も問題視されています。治療を中断された方の多くは、再度症状が出てきたときに治療を再開されるのですが、このような状況が繰り返される事により徐々に呼吸機能が低下し正常な状態にもっていく事が難しくなっていきます。したがって喘息の専門医の立場としては「症状がなくなった=なおった」という誤解を招かないよう、「症状がでないよう」にコントロールしていくため必要最低限な治療計画を患者様それぞれの病状に応じてたてていく必要があります。

今回のご講演で得られた知見を早速これからの診療にいかしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

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