「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
本日12月26日土曜日の診療をもって、本年の診療を終わらせていただきました。
12月28日月曜日から、年明け1月2日土曜日までは休診とさせていただきます。
新年の診療は1月4日月曜日から開始いたします。
「けやき内科」に通院中のかたで休診期間中に発熱・喘息発作などの急な症状がありました場合は、各地域の医師会休日急病診療所か救命救急センターを受診いただきますようお願い申しあげます。またその際は「お薬手帳」「血圧手帳」「喘息日誌」など、普段の診療内容がわかるものを持参いただきますようお願いいたします。
また年明けは非常に混雑する事が予想されます。お時間に余裕をもってご来院いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2015年12月26日
2015年12月23日
原著論文が医学雑誌「アレルギー・免疫」に掲載されました。
けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
医学雑誌「アレルギー・免疫」に私の原著論文「従来治療でコントロール不十分な喘息患者におけるアドエアからフルティフォームへの切り替え効果:4試験のPooled解析」が掲載されました。
今回の論文は気管支喘息の治療を積極的におこなっている4医療機関において実施された、気管支喘息の患者様を対象とした臨床研究の結果をまとめたものです。もちろんけやき内科で実施した臨床研究も含まれており、多くの患者様にご協力いただきました。
この論文ではコントロール不十分な気管支喘息における吸入薬剤選択における一つの考え方を示すことができたと思います。このような論文を発表することにより日常診療における考え方を評価することができます。
医学の発展にはこのような臨床研究発表が欠かせないものでありますが、なによりも研究への参加にご同意いただいた患者様あってのものであることは間違いありません。今回の研究にご参加いただいた患者様にこの場をかりて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
今後も医療レベルの向上をめざし、何事にも積極的にとりくんでいきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い申しあげます。
医学雑誌「アレルギー・免疫」に私の原著論文「従来治療でコントロール不十分な喘息患者におけるアドエアからフルティフォームへの切り替え効果:4試験のPooled解析」が掲載されました。
今回の論文は気管支喘息の治療を積極的におこなっている4医療機関において実施された、気管支喘息の患者様を対象とした臨床研究の結果をまとめたものです。もちろんけやき内科で実施した臨床研究も含まれており、多くの患者様にご協力いただきました。
この論文ではコントロール不十分な気管支喘息における吸入薬剤選択における一つの考え方を示すことができたと思います。このような論文を発表することにより日常診療における考え方を評価することができます。
医学の発展にはこのような臨床研究発表が欠かせないものでありますが、なによりも研究への参加にご同意いただいた患者様あってのものであることは間違いありません。今回の研究にご参加いただいた患者様にこの場をかりて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
今後も医療レベルの向上をめざし、何事にも積極的にとりくんでいきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い申しあげます。
2015年12月17日
Q「大学生の息子がジョギング中に胸が痛み・・・」
Q) 大学生の息子がジョギング中に胸が痛み、「自然気胸」と診断され、一定期間の運動禁止になりました。どういう病気でしょうか。再発の可能性はありますか。(春日井市 48才)
A) 「気胸」はなんらかの原因によって肺に損傷がおこり、肺内の空気が胸腔内に漏れ出ることによって起こる疾患です。10台の方の場合、肺胞の一部が嚢胞化した「ブラ」や胸膜直下にできた嚢胞「ブレブ」が破れることによっておきる「原発性自然気胸」が大半ですが、「ブラ」や「ブレブ」が何故できるかは未だわかっていません。ご高齢の方の場合は「肺気腫」「肺線維症」などの基礎疾患からおきる「続発性自然気胸」が多いとされています。一方、「肋骨骨折」にともなう肺損傷でおきるような「気胸」は「外傷性気胸」と呼ばれています。胸部打撲などされてないのであれば「原発性自然気胸」と思われ、その場合再発の確率は50%程と言われています。手術で再発率低下が期待できる場合も多く、一度呼吸器外科受診をお勧めいたします。
(2015年12月17日ショッパー春日井小牧版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 「気胸」はなんらかの原因によって肺に損傷がおこり、肺内の空気が胸腔内に漏れ出ることによって起こる疾患です。10台の方の場合、肺胞の一部が嚢胞化した「ブラ」や胸膜直下にできた嚢胞「ブレブ」が破れることによっておきる「原発性自然気胸」が大半ですが、「ブラ」や「ブレブ」が何故できるかは未だわかっていません。ご高齢の方の場合は「肺気腫」「肺線維症」などの基礎疾患からおきる「続発性自然気胸」が多いとされています。一方、「肋骨骨折」にともなう肺損傷でおきるような「気胸」は「外傷性気胸」と呼ばれています。胸部打撲などされてないのであれば「原発性自然気胸」と思われ、その場合再発の確率は50%程と言われています。手術で再発率低下が期待できる場合も多く、一度呼吸器外科受診をお勧めいたします。
(2015年12月17日ショッパー春日井小牧版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
2015年12月14日
「第2回 総合アレルギー講習会」に参加してまいりました。
けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
横浜で開催されました「第2回 総合アレルギー講習会」に参加してまいりました。この講習会は日本アレルギー学会によって開催されるもので、日本全国からアレルギーの診療を専門的におこなっている医師が参加します、「アレルギー」というくくりの講習会のため、内科に限らず小児科・耳鼻科・皮膚科・眼科といった様々な科の医師が参加することもこの会の特徴です。
診療スケジュール上、二日間の会期中1日のみの参加となりましたが、「気管支喘息」のガイドラインに関する講演や、「花粉症」のセミナーなど、日常診療で携わることの多い疾患を中心に参加し有意義な時間をすごすことができました。
「けやき内科」は内科ですので来院される患者様の大変は成人ですが、「気管支喘息」については小学生・中学生のお子様でも通院されてみえる方が少なからずおられます。むしろ「呼気NO測定」を実施するようになってから、小児のぜんそく患者様の数は徐々に増加している印象です。今回の講習会では「小児喘息」のガイドライン作成を担当された先生の講演も拝聴することができましたが、小児から成人へとうつりかわる「思春期」の喘息治療に関するデータなど大変興味ふかく拝聴しました。
今回の講演会に参加して得られたあらたな知見を、さっそくこれからの診療に活かしていきたいと思います。これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。
横浜で開催されました「第2回 総合アレルギー講習会」に参加してまいりました。この講習会は日本アレルギー学会によって開催されるもので、日本全国からアレルギーの診療を専門的におこなっている医師が参加します、「アレルギー」というくくりの講習会のため、内科に限らず小児科・耳鼻科・皮膚科・眼科といった様々な科の医師が参加することもこの会の特徴です。
診療スケジュール上、二日間の会期中1日のみの参加となりましたが、「気管支喘息」のガイドラインに関する講演や、「花粉症」のセミナーなど、日常診療で携わることの多い疾患を中心に参加し有意義な時間をすごすことができました。
「けやき内科」は内科ですので来院される患者様の大変は成人ですが、「気管支喘息」については小学生・中学生のお子様でも通院されてみえる方が少なからずおられます。むしろ「呼気NO測定」を実施するようになってから、小児のぜんそく患者様の数は徐々に増加している印象です。今回の講習会では「小児喘息」のガイドライン作成を担当された先生の講演も拝聴することができましたが、小児から成人へとうつりかわる「思春期」の喘息治療に関するデータなど大変興味ふかく拝聴しました。
今回の講演会に参加して得られたあらたな知見を、さっそくこれからの診療に活かしていきたいと思います。これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。
2015年12月11日
Q「10年ほど喫煙しており、最近呼吸が荒く・・・」
Q) 10年ほど喫煙しており、最近呼吸が荒く、階段の上り下りがつらいです。COPDかとも思いましたがまだ30代です。(日進市 35才)
A) 「COPD」というのは「Chronic Obstructive Pulmonary Disease : 慢性閉塞性肺疾患」のことで、主にタバコによっておこる肺の機能障害をきたす病気です。ながくつづく「せき」「たん」「息切れ」を主な症状とする病気ですが、初期のうちはあまり自覚症状がない場合もあります。通常は長期の喫煙によってひきおこされるため40才以上の方に発症することが多いですが、喫煙以外に遺伝子が関与している場合もあり30才台でも発症の可能性はあります。ただ今回は症状が息切れのみのようですので、COPD以外の呼吸器疾患や貧血や心臓疾患、あるいは神経筋疾患などの息切れを症状としうる他疾患の可能性も否定はできません。一度病院を受診してレントゲン・肺機能・採血等の検査を受ける事をお勧めします。またいずれにしてもこれを機に禁煙はすべきと思います。
(2015年12月10日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 「COPD」というのは「Chronic Obstructive Pulmonary Disease : 慢性閉塞性肺疾患」のことで、主にタバコによっておこる肺の機能障害をきたす病気です。ながくつづく「せき」「たん」「息切れ」を主な症状とする病気ですが、初期のうちはあまり自覚症状がない場合もあります。通常は長期の喫煙によってひきおこされるため40才以上の方に発症することが多いですが、喫煙以外に遺伝子が関与している場合もあり30才台でも発症の可能性はあります。ただ今回は症状が息切れのみのようですので、COPD以外の呼吸器疾患や貧血や心臓疾患、あるいは神経筋疾患などの息切れを症状としうる他疾患の可能性も否定はできません。一度病院を受診してレントゲン・肺機能・採血等の検査を受ける事をお勧めします。またいずれにしてもこれを機に禁煙はすべきと思います。
(2015年12月10日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)