けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
名古屋で開催されました「第80回 東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この研究会は年に2回定期的に開催されるもので、この地域で「インフルエンザ」「肺炎」「肺結核」といった呼吸器感染症の専門的な診療に携わる医療機関の医師が参加し、毎回活発な議論がおこなわれ非常に活気があります。今回は各医療機関からの症例報告・臨床研究報告ののち、日本ではこの分野の第一人者であられる大学教授のご講演を拝聴いたしました。
今回のご講演では「肺における非特異的防御機構」というタイトルで、細菌やウイルスの標的となる気道の防御機構がいかなるものかというお話から、実際に「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」などの慢性呼吸器疾患においてその防御機構をいかに改善し病状の増悪や感染症から防ぐかというお話まで最新の知見もまじえ拝聴いたしました。薬物治療のみならず、病態の理解にも役立つご講演で非常に勉強になりました。
年があけて一週間がたちましたが、例年ほどインフルエンザは多くないものの「発熱」「咳・痰」「嘔吐・下痢」といった急性感染症にともなう症状で来院される患者様で「けやき内科」も大変混雑しております。
今回の講演会で得られた知見をさっそく活かしていきたいと思います。これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。