2016年02月05日

Q「ここ数年、風邪を引くと熱や鼻の症状はすぐ治まるのに・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) ここ数年、風邪を引くと熱や鼻の症状はすぐに治まるのに、咳だけ長引くようになりました。ただの風邪なので医院には行っていないのですが、毎回長引くので少し不安です。(千種区 34歳)

A) 一般に風邪などの気道感染の場合「咳」の症状が最後まで残ることが多い為、一週間程度であれば気にされることはないように思います。しかし毎回一ヶ月・二ヶ月と続くようであれば、何らかの呼吸器疾患に伴う症状の可能性があります。喫煙者であれば「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の初期症状の可能性がありますが、質問者の方は年齢も若いので「咳喘息」のようなアレルギー疾患の可能性を考えます。「咳喘息」は「花粉症」などのアレルギー疾患をもっている方に発症する確率が高く、初期症状は風邪を引いた時や季節の変わり目にでる咳ですが、繰り返すうちに遷延・増悪し「気管支喘息」に移行すると言われており、「気管支喘息」同様継続的な治療が必要です。一度呼吸器専門医を受診する事をお勧めいたします。


(2016年2月4日ショッパー北エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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2016年02月04日

「第5回 名古屋心肺リハビリテーション勉強会」に参加してまいりました。

第5回 名古屋心肺リハビリテーション勉強会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「第5回 名古屋心肺リハビリテーション勉強会」に参加してまいりました。今回は呼吸器リハビリテーションに積極的にとりくむクリニックの理学療法士の先生と、名古屋大学医学部附属病院で循環器疾患のリハビリテーションのシステムを構築された先生のご講演ののち、私自身が「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」をテーマに一診療所としてどのように診療に取り組んでいるかということを講演させていただきました。
リハビリテーションは脳梗塞や外傷後の運動機能障害に対して行われるイメージがつよいと思いますが、呼吸器疾患や循環器疾患においても非常に有用性が高いといわれています。例えば心筋梗塞や心臓手術後などの急性期に対してのリハビリテーションは退院までの期間短縮や合併症のリスク軽減に有用と考えられておりますし、COPDをはじめとする慢性呼吸器疾患に対するリハビリテーションは日常生活における自覚症状の軽減や増悪リスクを減少させる効果があると考えられています。一方でその有用性がさけばれながらも慢性期、とくに軽症〜中等症に該当するかたがリハビリテーションをうける事ができる医療システムが構築されていないという現状があり、今後診療所や総合病院がいかに連携をとりシステムを整備していくかが課題と考えられます。
今回の勉強会には理学療法士の先生方が多く参加されてみえましたが、講演後の質疑も非常に活発に行われ、これからのこの分野の発展の可能性を強く感じました。診療所としてシステムの構築にできる限り貢献できますよう、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。

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2016年02月03日

愛知県で「インフルエンザ警報」が発令されました!

いっしょに予防インフルエンザ.jpg


「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
本日2月3日に愛知県で「インフルエンザ警報」が発令されました!この発令は定点あたりの患者報告数が基準値である「30」をうわまわる地域がでたことによるものです。

感染拡大を防ぐためには、一人一人がワクチン接種・手洗いなどによって予防につとめる事が重要ですが、発症した場合に早期診断・早期治療をこころがけて他の人にうつさないようにする事も大事です。
「けやき内科」では従来よりも早期にインフルエンザの診断を可能とする「インフルエンザ迅速診断検査器」も備えています。「発熱」「関節痛」「せき」「のどの痛み」といったインフルエンザを疑わせる症状がでた場合には、早めの受診をおすすめいたします!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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