けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
名古屋で開催されました「呼吸器感染症」のシンポジウムに参加してまいりました。今回は「非結核性抗酸菌症」を中心に「呼吸器感染症」の最新の知見を、この領域の第一人者の一人であられる大学教授の先生のご講演を拝聴いたしました。
「非結核性抗酸菌症」は「結核菌」と同じ「抗酸菌」に分類されるさまざまな菌による感染症です。なかでもMycobacterium Avium Complex による感染症(MAC症)がもっとも多く、結核とちがい人から人へうつる事はありませんが難治性であり、新薬の開発をふくめ研究も盛んで注目されている疾患の一つです。 けやき内科でも「MAC症」で通院治療されている方は何人もおみえです。
今回は診断から治療にいたるまでの最新の知見のみならず、Mycobacterium Avium によって引き起こされる「過敏性肺臓炎(Hot Tub Lung)」の菌株解析など非常に興味深いご講演で大変勉強になりました。
今回のシンポジウムで得られた最新の知見を早速これからの診療にいかしていきたいと思います。
今後ともけやき内科をよろしくお願いいたします。