2016年05月15日
ATS International Conference にて「気管支喘息」の臨床研究の結果を発表いたしました。
けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
現在アメリカのサンフランシスコにてATS(American Thoracic Society: アメリカ胸部学会)主催のInternational Conference(国際会議)が開催されています。ATS は呼吸器領域におけるもっとも先進的な学会の一つですが、年に一度開催されるこの国際会議では世界各国から呼吸器疾患の研究をおこなっている医師が参加します。今回この国際会議にてけやき内科で実施いたしました「気管支喘息」の臨床研究の結果を発表する機会をいただきました。
今回の発表は、けやき内科をふくむ4つの医療機関で実施した「気管支喘息」の患者様を対象におこなった臨床研究の結果をまとめたものです。「気管支喘息」の治療の主軸となる「吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬の合剤」の効果を検討したもので、治療薬選択の一助となる結果を提示できたのではないかと考えています。(サンフランシコ現地での発表は共同研究者の高松市亀井内科呼吸器科医院の亀井雅先生がされました。)
このような臨床研究は医学の発展のために不可欠なものと私自身は考えておりますが、実施にあたっては臨床研究にご同意いただいた多くの患者様のご協力がなければ成り立ちません。今回の臨床研究にご参加いただいた患者様には、あらためてこの場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
これからも「気管支喘息」の専門医として、地域における医療レベルの向上にすこしでも貢献できますよう努力していきたいと思います。けやき内科を今後ともよろしくお願いいたします。