2016年12月28日

「けやき内科」はお休みです。

本日休診.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

本日12月28日水曜日の診療をもって、本年の診療を終わらせていただきました。
明日12月29日木曜日から、年明け1月3日火曜日までは休診とさせていただきます。
新年の診療は1月4日水曜日から開始いたします。

「けやき内科」に通院中のかたで休診期間中に発熱・喘息発作などの急な症状がありました場合は、各地域の医師会休日急病診療所か救命救急センターを受診いただきますようお願い申しあげます。またその際は「お薬手帳」「血圧手帳」「喘息日誌」など、普段の診療内容がわかるものを持参いただきますようお願いいたします。
また年明けは非常に混雑する事が予想されます。お時間に余裕をもってご来院いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2016年12月19日

「第3回 総合アレルギー講習会」に参加してまいりました。

第3回 総合アレルギー講習会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

週末を利用して「第3回 アレルギー講習会」に参加してまいりました。この講習会は「日本アレルギー学会」が開催する全国的規模の講習会で、内科・小児科・耳鼻科・眼科・皮膚科などの従来の診療科の枠をこえて「アレルギー」の診療・研究に携わる多くの医師が日本全国から参加します。診療の都合上1日のみの参加でしたが、喘息や花粉症をテーマとした講演やセミナーに参加し、有意義な1日を過ごすことができました。
私が呼吸・アレルギーを専門としているため、現在けやき内科には大変多くの「気管支喘息」の患者様が通院しておみえです。一般にきちんと病状にみあった治療をすれば「気管支喘息」の患者様の8割以上は症状なくコントロールすることが可能と言われています。しかしながら裏を返せばなかなか症状がなくならない方がある程度の割合で存在する事も事実であり、一部のかたは治療に抵抗性をしめす「難治性喘息」と判断されます。今回の講習会では「難治性喘息」をテーマとした講演を聴講しましたが、「病状が良くならないから」という理由で治療をどんどん強化していくのではなく、その患者様の病状のよくならない要因となっている背景などをしっかりと把握した上で「なぜ難治性なのか」ということをよく考え、それぞれの状況に応じた治療計画をたてていくことが重要であるとあらためて感じました。他にも「アレルギー性鼻炎」や「アレルギー性結膜炎」について、それぞれ耳鼻科・眼科領域では全国的に有名な先生の講演を拝聴し、これからの花粉症シーズンにむけて大変勉強になりました。また気管支鏡をもちいた最新の喘息治療のセミナーなどにも参加し大変多くの最新の知見を得ることができました。
地域における「アレルギー専門医」としての役割を担うため、今後も努力していきたいと思います。
これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。


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2016年12月15日

Q「軽い風邪程度なのに咳だけ長引くように・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) 軽い風邪程度なのに咳だけ長引くようになりました。特に寝る前に咳き込むことが多く寝付けません。まだ風邪が治っていないのでしょうか。(春日井市 34歳)

A) 風邪などの気道感染症の場合、咳の症状が最後まで残ることが多いとはいわれていますが、1ヶ月以上も長引くような場合は風邪以外になんらかの問題があると思われます。今回の場合「寝る前」つまり夜間あるいは寝た姿勢になると咳がでるという事のようですので、病気としては「気管支喘息」が最も疑われます。「気管支喘息」の方は慢性的な気道炎症に伴って気道過敏性が亢進しており、なんらかの刺激で「咳」がでることが特徴ですが悪化すると「気道狭窄」を生じ「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった「喘鳴」がみられる場合もあります。夜間に睡眠をとるときは副交感神経の働きにより喘息症状はおきやすくなり、臥位(寝た姿勢)の方が座位(座った姿勢)よりも症状がでやすいとされています。一度呼吸器内科を受診することをお勧めいたします。


(2016年12月15日ショッパー春日井小牧版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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2016年12月13日

「感染性胃腸炎」が流行しています!

ノロウイルス感染性胃腸炎.jpg「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます!

かなり寒くなってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?インフルエンザシーズンもはじまり、「発熱」「関節痛」「咳」といった症状で来院され「インフルエンザ」と診断される方が増えてまいりましたが、同時に「嘔吐」「下痢」といった症状の「感染性胃腸炎」の方も大変増加しています!
国立感染症研究所の発表によると「ノロウイルス」などによっておきる「感染性胃腸炎」の患者数が急増しており、昨年の同時期と比較しておよそ3倍近くに上っているとのこと。急増の原因の一つは、近年流行していた型とはことなる新たな型のウイルスが流行している事で、免疫のない幼児が集団生活を送る保育所を中心に集団感染も発生しているとのことです。
現在「感染性胃腸炎」の患者数は5万人以上にのぼるとのこと。感染拡大をくいとめるためには、「うがい」「手洗い」などの予防に努める事が重要です。特にご家族が「感染性胃腸炎」になられた場合、吐物の処理などをする事にともなって感染する危険性もでてきます。一人一人が細心の注意をはらって発症予防につとめましょう!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


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2016年12月08日

Q「定期的に痰がからみ・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) 定期的に痰がからむみ、吐き出すようにしていますが周りから嫌がられるので治したいです。(名東区 67歳)

A) 加齢に伴って誰でも多少は痰がからむようになってはきますが、それが病的かということかと思います。周囲の同世代の人と比較して明らかに多いのであればなんらかの病気による痰の可能性は否定できません。痰はなんらかの原因によって生じた気道分泌物であり、さまざまな病気によって増加する可能性があります。例えば「副鼻腔炎」のような耳鼻科疾患、「慢性閉塞性肺疾患」「気管支拡張症」といった呼吸器疾患、「肺結核」「非結核性抗酸菌症」のような感染症等があげられます。これらはいずれも「気道」になんらかの問題が起きることによって痰の量が増えているわけですが、「脳梗塞」等の「神経系疾患」による嚥下機能の低下等から痰の排出がうまくできなくなり結果として痰がたまりやすくなる場合もあります。対処法は原因となる疾患によって様々ですので、まずは病院で相談しましょう。


(2016年12月8日ショッパー東エリア版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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