2017年01月26日

今年の花粉情報は?

2017スギ花粉前線.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
そろそろ「花粉症」が気になる時期になってまいりました。いわゆる「花粉症」の主なアレルゲンは「スギ」と「ヒノキ」ですが、毎年気温の変化などから「スギ花粉」の飛散時期を予測して「日本気象協会」から「スギ花粉前線」が発表されます。
それによると全国的に1月下旬から2月にかけて平年並みの気温となる事から、全国的に例年並みの飛散開始時期になると予想されています。「けやき内科」のある名古屋は2月15日〜20頃が飛散開始時期と予想されていますが、スギ花粉については飛散開始時期のすこし前からわずかな量が飛散すると言われていますので、1月末〜2月はじめには花粉対策を始めた方がよいでしょう。また花粉飛散量については例年の150%程度と「昨年より非常に多い」と予測されています。ピークは「スギ花粉」は3月上旬〜中旬、「ヒノキ花粉」は4月中旬だそうです。
一般に花粉症の治療薬については「症状がでてから」ではなく「花粉飛散がはじまる頃には」開始したほうが望ましいとされています。「症状がでないように抑える」という考え方です。症状がでてから治療を開始した場合、特にピーク時の症状のコントロールができない可能性があります。したがってもともと「スギ花粉症」とわかっている方は、遅くとも2月はじめには治療を開始するのがよいですね。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2017年01月22日

「気管支喘息」の講演会に参加してまいりました。

喘息治療最前線2017.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
名古屋で開催されました気管支喘息の講演会「喘息治療最前線2017」に参加してまいりました。今回の講演会では、一般演題として気管支喘息の専門医としての立場で「咳喘息」について私自身が講演させていただき、特別講演では「気管支喘息」の分野でご高名な大学教授の先生のご講演を拝聴しました。
「咳喘息」は気管支喘息の亜型と捉えられ、気管支喘息同様に気道過敏性の亢進にともなって「咳」を主体とした症状を特徴とするアレルギー疾患ですが、気管支喘息との一番の違いは気道狭窄を伴わないということです。したがってその診断には「呼吸機能検査」「気道過敏性試験」が必要ですが、臨床の現場では検査がおこなわれないまま治療が開始されてしまうこともあり、結果として高度の気道狭窄をともなう重症の気管支喘息が見落とされてしまう場合があります。「咳喘息」「気管支喘息」ともに症状のみでの診断や重症度の判断は不可能であり、「呼吸機能検査」や「呼気NO測定」「ピークフロー測定」など客観的指標を加えて治療計画をたてることが非常に重要なのです。今回の講演会では診療の中で私が感じている疑問なども含め「いかに適切な治療をおこなうか」ということを中心にお話しさせていただきました。特別講演においては気管支喘息のガイドライン等をふまえつつ、過去に行われた気管支喘息患者さんを対象としたアンケート調査のデータから「患者さん自身が思っている病状と、実際の病状の差」などを具体的に提示いただき、大変勉強になりました。私自身も「実際の病状よりも、自分自身の病状を軽くみている患者さんが多い」というのは喘息診療をおこなう中でよく感じていることであり、多くの患者さんに正しい病状が理解いただけるよう専門医の立場としてより工夫していかなければいけないと痛感いたしました。

今後も「気管支喘息」の専門医の立場として、よりよい医療が提供できるよう積極的にとりくんでいきたいと思います。これからもけやき内科をよろしくお願い致します。

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2017年01月21日

携帯可能な血液ガス分析装置「GASTAT-navi」を導入しました。

GASTAT-navi.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

携帯可能なハンディ型血液ガス分析装置「GASTAT-navi」を導入いたしました!
この装置は血液中の「酸素」や「二酸化炭素」の濃度を測定することができます。
人間は「呼吸」によって生命の維持に必要な「酸素」をとりこみ、必要のない「二酸化炭素」を排出しています。しかしながら「慢性閉塞性肺疾患」や「肺線維症」といった慢性呼吸器疾患の場合、病状が徐々に進行して重篤な状況になると十分な酸素をとりこむことができなくなり、二酸化炭素もはきだせず蓄積されてしまう場合があります。そのため酸素不足を補うため「在宅酸素療法」といって自宅に酸素吸入器を設置したり、二酸化炭素の排出をサポートするために「在宅人工呼吸療法」つまり自宅に人工呼吸器を設置したりする場合があります。酸素不足や二酸化炭素の蓄積は生命の危険につながる可能性がある状態ですので、その状況を把握することは非常に重要です。
現在「けやき内科」では「在宅人工呼吸療法」を実施している患者様の訪問診療をおこなっており、「GASTAT-navi」の導入によって現場ですぐに結果を確認することが可能となりました。

「けやき内科」では、よりよい医療サービスが提供できますよう、今後もさまざまなことに取り組んでいきたいと思います!これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2017年01月14日

初雪でしたね。

2017初雪けやき内科.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

今日は一日雪で大変でしたね。日中は積もるような感じではありませんでしたが、視界が悪いためかお車など交通の乱れがそれなりにあったようです。
本日のご予約をキャンセルされたかたも何人かおられましたが、一方で発熱などの感染症症状の患者様もたくさんおみえになり、「けやき内科」も混雑いたしました。なかには長時間おまたせした方もおみえになり、大変ご迷惑をおかけいたしました。

今晩も雪は降り続けるようで、この冷え込みですと明日の朝にはけっこう積もるかもしれませんね。
みなさん、お風邪をひかれないよう暖かくして週末をお過ごしください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2017年01月12日

愛知県で「インフルエンザ警報」が発令されました!

2016-2017インフルエンザ愛知.jpg

「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます。
昨日1月11日に愛知県で「インフルエンザ警報」が発令されました!

この発令は定点あたりの患者報告数が基準値である「30」をうわまわる地域がでたことによるものです。現時点で「30」を上回っているのは、「春日井」「知多」「衣浦東部」の各保健所管内です。また画像のグラフは愛知県のホームページに掲載されている過去6シーズンの定点あたりのインフルエンザ報告数をしめしたものですが、これをみても急激にインフルエンザ患者数が増加していることがわかります。

感染拡大を防ぐためには、一人一人がワクチン接種・手洗いなどによって予防につとめる事が重要ですが、発症した場合に早期診断・早期治療をこころがけて他の人にうつさないようにする事も大事です。
「けやき内科」では従来よりも早期にインフルエンザの診断を可能とする「インフルエンザ迅速診断検査器」を2台備えています。「発熱」「関節痛」「せき」「のどの痛み」といったインフルエンザを疑わせる症状がでた場合には、早めの受診をおすすめいたします!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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