2017年03月24日

今日は「World TB Day(世界結核デー)」です!

WorldTbcDay2017.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!

今日は「World TB Day (世界結核デー)」です!みなさんご存じでしたか?
結核菌は人から人に感染する「肺結核」の原因となる菌ですが、今からおよそ130年前の1882年3月24日にドイツのロベルト・コッホ博士によって発見されました。世界保健機構(WHO)は1997年に3月24日を「World TB Day (世界結核デー)」と定め、以来毎年世界各国で結核撲滅に向けて様々なイベントが開催されています。

「結核」は過去の病気と思われがちですが、決してそうではありません。世界的にみて年間約900万人の方が結核に感染しており、残念なことにうち約150万人が亡くなられているとのこと。「けやき内科」のある名古屋市で平成27年に新たに活動性結核患者として登録された人は514人で、前年の528人に比べ14人(2.7%)減少しました。結核の罹患率も22.4で、前年の23.2から0.8低下しています。しかし結核の死亡率は2.6と、ここ数年横ばい状態が続いているのです。
「肺結核」の症状は「咳」「痰」「発熱」といったもので、症状だけでは単なる「風邪」と大差ありません。ただし風邪のように数日で症状がおちついたりする事はなく、何週間も症状が続いて体重が減ってきたり寝汗をかいたりする場合もあります。またその一方でほとんど症状がなく健康診断の胸部レントゲン写真でみつかる場合もあります。
結核の一番の問題は「人から人に感染する」ことで、一人発症すると家族はもちろん学校や職場で知らない間に結核感染者が増えてしまうのが特徴です。「もしかしたら」と思ったら早めに病院を受診して検査を受けるようにしましょう!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2017年03月23日

「ショッパー」でご紹介いただきました!

ショッパー2017春.jpg

「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます!

本日発行の「ショッパー」で「けやき内科」をご紹介いただきました!
新年度を迎えるにあたって、入学や転勤で転居される方が多いかと思います。この時期は転居に伴って、他院から「けやき内科」へ転院される方も多いのです。そのような場合、これまでの診療内容がわかる「紹介状(診療情報提供書)」を持参いただけると助かります。「紹介状」がない場合は「くすり手帳」や「血圧手帳」「喘息日誌」「糖尿病手帳」あるいは「検査結果」など、診療情報がわかるものであればなんでもかまいません。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!


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2017年03月17日

今日は「World Sleep Day (世界睡眠の日)」です!

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「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日は「World Sleep Day (世界睡眠の日)」です。みなさんごぞんじでしたか?

この「World Sleep Day」は「World Association of Sleep Medicine(世界睡眠医学協会)」がさだめたもので、世界規模で睡眠における問題をとりあげ、睡眠に関するさまざまな社会的問題にはたらきかけようというものです。
今年のスローガンは「Sleep Soundly, Nurture Life (穏やかな睡眠は生命を育む)」です。「穏やかな睡眠」を障害する代表的な疾患に「睡眠時無呼吸症候群」があります。もし家族から「いびきをかいている」あるいは「呼吸がとまっている」と言われたことがあるかたは要注意です。「安眠」とは「睡眠時間」「睡眠の継続性」「睡眠の深さ」によるといわれています。安眠できていないと日中の活動性に影響がおよぶ可能性があり、「睡眠時無呼吸」は「交通事故」の確率をあげることで有名です。また「睡眠時無呼吸症候群」の存在は「脳梗塞や「心筋梗塞」などの発症リスクになるとも言われています。「健康な体」を維持するためには「安眠」が重要な要素であり、食事や運動といった生活習慣同様に不可欠なものといってよいでしょう。

「けやき内科」では「睡眠時無呼吸症候群」の診断のために必要な検査器である「アプノモニター」をそなえております。また治療適応のある方には「在宅持続陽圧呼吸(CPAP)療法」を導入・管理おこなっております。「睡眠中のいびき」「日中のねむたさ」など「睡眠時無呼吸」と考えられる症状のあるかたは一度検査をうけることをおすすめいたします。お気軽に「けやき内科」までお問い合わせください!

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2017年03月16日

ポトス春の増刊号で「けやき内科」を紹介いただきました!

ポトス2017春特別増刊号.jpg「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
ポトス春の増刊号で「けやき内科」をご紹介いただきました!

記事でもご紹介をいただきましたが、院長が専門医ということもあってか「けやき内科」には大変多くの「気管支喘息」の患者様にご来院いただき、現在も約2,000名の方にご通院いただいています。「けやき内科」では「肺機能検査」「呼気NO測定」「気道過敏性試験」などの詳細な検査結果から、的確な診断のみでなく「ピークフローメーター」の推移による病状判断もふくめ病状に応じた適切な治療選択に取り組んでいます。また「気管支喘息」の治療の中心となる「吸入薬」の選択には「インチェック」による個々の患者様に応じた薬剤選択をおこなったり、正しい使用法をご理解いただくために「吸入指導依頼書」を利用した調剤薬局との連携もおこなっています。
また定期通院患者様のおよそ半分は「高血圧」「糖尿病」「高コレステロール血症」などの「生活習慣病」です。「けやき内科」では血圧測定値や血液検査結果のみをみて薬の処方をするようなことはせず、「基礎代謝測定」「動脈硬化(血管年齢)測定」などの検査も行いながら、患者様それぞれに応じた食事・運動などの生活習慣指導をふくめ治療薬の選択をおこなっております。ご希望のかたには保険適用外ですが被曝の心配の少ないマルチスライスCTによる「内臓脂肪測定」も行います。「薬をのんでいるだけで大丈夫かな」と思われている方は、ぜひ一度「けやき内科」におこしください。

これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!

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2017年03月14日

Q「4歳の娘の咳がひどく・・・」

ショッパー版教えて!ドクター.jpgQ) 4歳の娘の咳がひどく診てもらうと、気管支炎と診断されました。ぜんそくに移行するのではないかと不安ですが、その可能性と注意することがあれば教えて下さい。

A) 一般に小児の「気管支炎」はウイルスや細菌等の病原体の感染によって引き起こされる炎症による急性疾患をさし、一方「ぜんそく」はハウスダストやダニなどのアレルゲンに対して起きるアレルギー反応を基盤とした気道の慢性炎症による慢性疾患をさします。したがって「気管支炎がぜんそくに移行する」ということはありません。ただし、幼児は成人と異なり喘息かどうかの判断に有用な呼吸機能検査や気道過敏性試験が行えない事もあり、症状・経過や聴診所見のみでは初診時に「気管支炎」か「ぜんそく」かの判断ができない場合もあります。また「ぜんそく」は「気管支炎」等の感染症によってしばしば急性悪化をきたしますので、両方の問題が起きている可能性もあります。したがって初回の診察のみでは判断がつかず、治療効果や臨床経過から「気管支炎のみではなくぜんそくもあった」と後から判断される場合も少なくありません。症状の経過をみながら担当医によく相談される事をお勧めします。


(2017年3月14日 中日新聞なごや東版「教えて!ドクター Q&A」掲載)

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