2017年10月22日

「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の講演会に参加してまいりました。

2017秋COPD講演会.jpgけやき内科のブログをご覧いただきありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の講演会に参加してまいりました。今回は「COPD」の診療において全国的にも有名な先生のご講演を拝聴し、講演後に参加医師によるディスカッションが行われました。
「COPD」は喫煙を主な原因とする慢性呼吸器疾患で生活習慣病とも言えると思います。現在日本では500万人以上の未診断の患者が潜在する事が問題視されており、その早期診断と早期治療導入が勧められています。また「COPD」の病状評価において「身体活動性」が最近注目されており、活動性の少ないCOPDのかたはより病状が悪くなる傾向があるといわれており、活動性を改善することが病状の悪化をくいとめる可能性があると考えられ積極的に介入をすすめることが推奨されています。今回の講演では「身体活動性」の考え方と、薬剤選択をふくめた治療のポイントをふくめ幅広くご講演いただき、私自身がこれまでに考えていた「COPD」診療のポイントが改めて整理されました。講演会後のディスカッションでも非常に積極的な議論がおこなわれ、参加した各医師がみなそれぞれ前向きにいかに診療に取り組んでいるかが伝わり励みになりました。
けやき内科では「マルチスライスCT」「呼吸機能検査」によるCOPD診断にくわえ、最近注目をあびている「喘息合併COPD(ACO)」の診断には「呼気NO測定」をおこない、積極的にCOPD診療にとりくんでいます。
今回の講演会で得られたあらたな知見を、早速今後の診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 06:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする