2018年06月07日

「東名古屋吸入指導セミナー」に参加してまいりました。

東名古屋吸入指導セミナー2018.jpgけやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

昨日愛知医科大学病院にて開催されました「瀬戸旭長久手日進薬薬連携ネットワーク 東名古屋吸入指導セミナー」に参加してまいりました。
今回のセミナーでは、愛知医科大学病院の呼吸器内科医の先生から気管支喘息の病態や高齢者における吸入薬使用における注意点等のご講演ののち、参加者全員での吸入薬デモ器を使用してのハンズオンが催され、最後に特別講演として私自身が「気管支喘息における吸入薬の使い分け」について講演させていただきました。
愛知医大に勤務されている医師・看護師・薬剤師の皆さんの他、近隣の調剤薬局の薬剤師の方々も参加され、ハンズオンでも皆さん大変熱心に取り組んでみえたのが印象的でした。
私はけやき内科での診療経験をもとに、現在の気管支喘息のガイドラインをふまえつつ吸入薬の中で最もよく使用される「ICS/LABA配合薬」の使い分けの考え方などを中心に講演させていただきました。正直、大病院で勤務されている方々に対して一診療所の医師の講演がお役に立てたかどうか不安ではありましたが、この地域における医療連携において愛知医科大学病院は重要な位置付けでありお互いの実情を知るよい機会になったように思いました。「気管支喘息」は呼吸器疾患の日常診療において最もよく遭遇する疾患といえますが、その一方で日本全国で毎年1,500名ほどの「喘息死」が報告されていることからもわかるように時に重篤な病状となる場合もあり、当院のような入院設備のない診療所にとって愛知医科大学病院のような重症患者さんもふくめて入院対応していただける高次医療機関との連携は非常に重要であります。今回セミナーに参加させていただいたことは当院にとっては非常に有意義であったと思われ、このような機会を与えていただいた愛知医科大学呼吸器・アレルギー内科の伊藤理先生には大変感謝しております。今後とも病診連携をとりつつ地域における医療レベルの向上につなげられるよう努力していこうと思いました。

今後ともけやき内科を宜しくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 05:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする