2018年11月29日
「ショッパー」でご紹介いただきました!
「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
本日発行の「ショッパー」で「けやき内科」をご紹介いただきました!
かなり寒い日が続くようになってきました。冬の訪れを感じますが、インフルエンザシーズンももうすぐやってきます。予防接種はもうお済みでしょうか?お済みでなければ早めの接種をお勧めいたします。けやき内科では現在予約制で予防接種を行なっておりますので、ご希望の方は是非お早めにお申し込みください。また「インフルエンザかな?」というような症状が出た場合は、無理せずに病院を受診することをお勧めいたします。けやき内科では発症後数時間でも迅速診断が可能な「ドライケム IMMUNO AG1」を2台備え、インフルエンザの早期診断治療に取り組んでいます。
またインフルエンザ等の感染症により喘息症状が悪化しないようにするには、普段の治療がいかに適切にできているかが重要なポイントとなります。そのためには、症状のみならず「呼気中NO測定」「呼吸抵抗測定」「呼吸機能検査」等で、きちんと病状がコントロールできているか客観的に判断する事が有用となります。ご不安な方は是非一度「けやき内科」にご来院ください!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2018年11月28日
Q「長年喫煙していた父が、慢性閉塞性肺疾患と診断され在宅酸素療法を・・・」
Q) 長年喫煙していた父が、最近タバコを吸うと咳き込み息苦しさを訴えます。医院では慢性閉塞性肺疾患と診断され、在宅酸素療法を始めた方がいいと言われました。在宅酸素療法の管理や気を付けることを教えてください。
A) 慢性閉塞性肺疾患は喫煙を主因とする慢性呼吸器疾患で、「咳」「痰」「息切れ」といった症状が主ですが、通常は病状の進行に伴って肺の重要な働きである「呼吸による酸素と二酸化炭素の交換」ができなくなってくるため、重症となると自宅で酸素を吸入する「在宅酸素療法」が必要とはなります。ただ第一にすべき治療は「禁煙」であり、それに加えて抗コリン剤・β刺激剤などの「気管支拡張剤」による薬物治療や呼吸リハビリテーション等を行っても病状の改善が得られない場合に適応とするべきと考えられます。
喫煙を継続している状況では薬物治療の効果も十分に期待できないわけですが、質問の内容からすると「治療しながら喫煙を継続していた結果、病状が悪化した」という事かと思います。私自身は「禁煙できていない方は在宅酸素療法をするべきではない」と考えています。一つには治療の意義が問われるということもありますが、自宅で酸素ボンベなどを使用する事は「火災」のリスクになるとも考えられており、火の元の管理には細心の注意を払わねばなりません。まずは禁煙すべきであり、治療方針について主治医の先生とよく相談する事をお勧めします。
(2018年11月28日 中日新聞市民南版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 慢性閉塞性肺疾患は喫煙を主因とする慢性呼吸器疾患で、「咳」「痰」「息切れ」といった症状が主ですが、通常は病状の進行に伴って肺の重要な働きである「呼吸による酸素と二酸化炭素の交換」ができなくなってくるため、重症となると自宅で酸素を吸入する「在宅酸素療法」が必要とはなります。ただ第一にすべき治療は「禁煙」であり、それに加えて抗コリン剤・β刺激剤などの「気管支拡張剤」による薬物治療や呼吸リハビリテーション等を行っても病状の改善が得られない場合に適応とするべきと考えられます。
喫煙を継続している状況では薬物治療の効果も十分に期待できないわけですが、質問の内容からすると「治療しながら喫煙を継続していた結果、病状が悪化した」という事かと思います。私自身は「禁煙できていない方は在宅酸素療法をするべきではない」と考えています。一つには治療の意義が問われるということもありますが、自宅で酸素ボンベなどを使用する事は「火災」のリスクになるとも考えられており、火の元の管理には細心の注意を払わねばなりません。まずは禁煙すべきであり、治療方針について主治医の先生とよく相談する事をお勧めします。
(2018年11月28日 中日新聞市民南版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
2018年11月21日
今日は「World COPD Day (世界COPDの日)」です!
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日11月21日は「World COPD Day (世界COPDの日)」です。みなさん、ご存じですか?
「COPD」というのは「Chronic Obstructive Pulmonary Disease : 慢性閉塞性肺疾患」のことで、主にタバコによっておこる肺の機能障害をきたす病気です。以前は「肺気腫」や「慢性気管支炎」ともよばれていました。ながくつづく「せき」「たん」「息切れ」を主な症状とする病気ですが、初期のうちはあまり自覚症状がない場合もあります。
現在日本ではCOPDでありながら診断・治療されていない方が500万人以上いると推測されており、世界的にもWHOにより2030年までにCOPDが世界の死因第三位までになるであろうと予測されています。このような現状のなかCOPDが社会的に認知されていないことが問題視されており、まずは一般のかたがたにCOPDを知ってもらおうという目的で2002年に「Word COPD Day」が提唱されました。
「けやき内科」では診断に不可欠な「呼吸機能検査」はもちろん、また「COPD」の病状判断に有用な「マルチスライスCT」による「肺気腫解析」も実施しています。最近注目されている「COPD」に「気管支喘息」が合併した「ACO(Asthma-COPD Overlap: 喘息COPDオーバーラップ)」の診断に有用な「呼気中NO測定」や、COPDに伴う呼吸不全の判断に役立つ「動脈血液ガス分析」も実施しております。「World COPD Day」を機会に「もしかしたら自分も・・・」と思われる方は受診されることをおすすめいたします!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2018年11月16日
吸入薬の効果はしっかりでていますか?
「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
「けやき内科」は院長が専門ということもあり、「気管支喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」といった呼吸器疾患の患者様がたくさん通院されておみえです。そのような呼吸器疾患でよく使用される薬剤が「吸入薬」です。「のむ薬」ではなくて「吸う薬」を主に用いるというのが呼吸器系の病気の特徴でもあるんですね。
とはいっても現在使用できる「吸入薬」は非常にたくさんの種類があり、また例えば同じ「気管支喘息」の患者様であっても性別や年齢も違えば病状もさまざまです。人によって「吸う力」も違うわけで、「吸う力」が弱いと吸入薬によってはうまく吸えず十分に効果が出ない場合もあるのです。よって様々な側面から「どの吸入薬を使用するのがベストか」ということを十分に検討する事が必要なわけですが、その患者様に吸入薬が適切かどうかの判断に「吸う力」の評価も重要となってくるわけですね。
そこで役に立つのが写真の吸気流速測定器「インチェックダイアル」です!
この「インチェックダイアル」は吸う「流速(スピード)」を測定する事ができます。ダイアルを回して抵抗値を変更することができ「ハンディヘラー」「タービュヘラー」「ブリーズヘラー」「エリプタ」「ジェヌエア」「ディスカス」など様々なデバイスの吸入時の抵抗を再現して十分に吸えるのかを判断する事が可能です。「はじめて使用する吸入薬はどれがよいか」、「今使っている吸入薬が十分に吸えているかどうか」がわかるわけですね。
「けやき内科」ではより専門的な医療サービスが提供できるよう、さまざまなことに取り組んでいます!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
「けやき内科」は院長が専門ということもあり、「気管支喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」といった呼吸器疾患の患者様がたくさん通院されておみえです。そのような呼吸器疾患でよく使用される薬剤が「吸入薬」です。「のむ薬」ではなくて「吸う薬」を主に用いるというのが呼吸器系の病気の特徴でもあるんですね。
とはいっても現在使用できる「吸入薬」は非常にたくさんの種類があり、また例えば同じ「気管支喘息」の患者様であっても性別や年齢も違えば病状もさまざまです。人によって「吸う力」も違うわけで、「吸う力」が弱いと吸入薬によってはうまく吸えず十分に効果が出ない場合もあるのです。よって様々な側面から「どの吸入薬を使用するのがベストか」ということを十分に検討する事が必要なわけですが、その患者様に吸入薬が適切かどうかの判断に「吸う力」の評価も重要となってくるわけですね。
そこで役に立つのが写真の吸気流速測定器「インチェックダイアル」です!
この「インチェックダイアル」は吸う「流速(スピード)」を測定する事ができます。ダイアルを回して抵抗値を変更することができ「ハンディヘラー」「タービュヘラー」「ブリーズヘラー」「エリプタ」「ジェヌエア」「ディスカス」など様々なデバイスの吸入時の抵抗を再現して十分に吸えるのかを判断する事が可能です。「はじめて使用する吸入薬はどれがよいか」、「今使っている吸入薬が十分に吸えているかどうか」がわかるわけですね。
「けやき内科」ではより専門的な医療サービスが提供できるよう、さまざまなことに取り組んでいます!
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
2018年11月14日
今日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です!
「けやき内科」のブログをごらんいただき、ありがとうございます!
今日11月14日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です!
IDF(International Diabetes Federation: 国際糖尿病連合)の発表によると、現在の世界の成人における糖尿病患者数は4億1500万人、実に11人に1人が糖尿病患者となったとのこと。また日本における現在の推計患者数もおよそ1000万人、過去最多と言われています。このまま増え続ければ2040年には世界の糖尿病患者数は6億4200万人に達成し、10人に1人が糖尿病ということになるようです。また糖尿病は死にいたる病気とは認識されていない事が多いですが、世界的にみて年間およそ500万人、計算上6秒に1人が糖尿病に伴う合併症等で亡くなられています。
「世界糖尿病デー」は2006年に国連でIDFからの「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択されさだめられました。糖尿病の脅威に対して「糖尿病との闘いのために団結しよう(Unite for Diabetes)」をキャッチフレーズに、「ブルーサークル」をシンボルマークとして全国で糖尿病抑制にむけたキャンペーンが展開されます。今年も各地の名所の「ブルーライトアップ」や一般の方を対象とした講演会など「糖尿病デー」にちなんだイベントが開催される予定です。
糖尿病は初期には症状がないことがほとんどであり、発症にきづかないまま進行している事も珍しくありません。糖尿病を早期発見するためには、健康診断を積極的にうけることが一番です。現在各地方自治体が実施している「特定健康診査」においても糖尿病かどうかを判断する検査項目がふくまれており、積極的にうけられることをおすすめいたします。「けやき内科」も委託医療機関として実施可能(予約制)ですので、ご希望の方は是非お申し出下さい。
また「けやき内科」では糖尿病の病状判断に有用な「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の測定に、採血後すぐに結果がでる「DCAバンテージ」を導入しておりますので、受診当日に結果を確認して治療方針を相談することが可能です。「採血の結果はまた次回、といつも言われてるけど大丈夫かな?」とご不安な方は、ぜひ一度ご来院ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!
今日11月14日は「World Diabetes Day (世界糖尿病デー)」です!
IDF(International Diabetes Federation: 国際糖尿病連合)の発表によると、現在の世界の成人における糖尿病患者数は4億1500万人、実に11人に1人が糖尿病患者となったとのこと。また日本における現在の推計患者数もおよそ1000万人、過去最多と言われています。このまま増え続ければ2040年には世界の糖尿病患者数は6億4200万人に達成し、10人に1人が糖尿病ということになるようです。また糖尿病は死にいたる病気とは認識されていない事が多いですが、世界的にみて年間およそ500万人、計算上6秒に1人が糖尿病に伴う合併症等で亡くなられています。
「世界糖尿病デー」は2006年に国連でIDFからの「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択されさだめられました。糖尿病の脅威に対して「糖尿病との闘いのために団結しよう(Unite for Diabetes)」をキャッチフレーズに、「ブルーサークル」をシンボルマークとして全国で糖尿病抑制にむけたキャンペーンが展開されます。今年も各地の名所の「ブルーライトアップ」や一般の方を対象とした講演会など「糖尿病デー」にちなんだイベントが開催される予定です。
糖尿病は初期には症状がないことがほとんどであり、発症にきづかないまま進行している事も珍しくありません。糖尿病を早期発見するためには、健康診断を積極的にうけることが一番です。現在各地方自治体が実施している「特定健康診査」においても糖尿病かどうかを判断する検査項目がふくまれており、積極的にうけられることをおすすめいたします。「けやき内科」も委託医療機関として実施可能(予約制)ですので、ご希望の方は是非お申し出下さい。
また「けやき内科」では糖尿病の病状判断に有用な「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の測定に、採血後すぐに結果がでる「DCAバンテージ」を導入しておりますので、受診当日に結果を確認して治療方針を相談することが可能です。「採血の結果はまた次回、といつも言われてるけど大丈夫かな?」とご不安な方は、ぜひ一度ご来院ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!