「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
年が明けて診療を開始してから一週間ほど経過しましたが、毎日寒い日が続くせいか発熱などの症状で来院される方が大変多く、混雑する日が続いております。「インフルエンザ」も全国的に猛威をふるっているようで、「けやき内科」にも「インフルエンザ」を疑うような方がたくさん来院されています。
急な「発熱」「悪寒」「咳・痰・喉の痛み」と言った症状の方は、「インフルエンザ」を含む急性感染症の可能性が高く、他の方への感染を防ぐ目的もあり「待合室」ではなく「処置室」などのスペースでお待ちいただくようにしておりますので、必ず受付でお申し出いただきますようお願いいたします。
また「インフルエンザ」の検査については、基本的には医師の判断によって行なっております。患者様が希望されても実施しない場合もありますので、あらかじめご理解いただきたく思います。下記のような場合が該当しますのでご参照ください。
『自分は症状はないが、家族がインフルエンザと診断されたので検査してほしい。』
→ 症状がない方にインフルエンザの検査は実施いたしません。
『他の病院でインフルエンザじゃないと診断されたが、心配なので再検査してほしい。』
→ 状況により再検査した方がいい場合もありますが、重複診療に該当する場合もあります。重複診療は保険制度上認められていません。
『1時間前から熱が出てきたので、インフルエンザの検査をしてほしい。』
→ 「けやき内科」には早期にインフルエンザの診断を可能とする「インフルエンザ迅速診断検査器 IMMUNO AG1」を配備していますが、あまりに早期では検出できない可能性も十分あります。翌日に検査を行うことをお勧めする場合があります。
『症状が出始めて3〜4日たつが、症状も続いていて心配なのでインフルエンザの検査を実施してほしい。』
→ インフルエンザの迅速診断検査が保険適用上認められているのは「発症から2日以内」です。インフルエンザの治療薬も同様に2日以内に投与開始しないと効果がありませんので、医学的にインフルエンザを疑う場合も確かにありますが保険適用上検査の実施はできません。またこのような場合、二次感染を起こして「肺炎」や「副鼻腔炎」などの状況になっている場合もあり、レントゲンや採血の検査をお勧めする場合はあります。
『鼻水・のどの痛み程度の軽い症状だが、心配なので検査をしてほしい。』
→ 患者様のもともとのご病気の有無や、周囲にインフルエンザと診断された方がいるかどうか、症状がでてからどれくらいの時間が経過しているかなど、様々な状況を加味して検査する場合もあれば検査しない場合もあります。「今晩熱が出たら明日検査しましょう」とお勧めする場合もあり、状況によりさまざまです。
インフルエンザの検査にかぎらず、検査や処方薬に関しての判断は、すべて医師による医学的判断のもとに実施しております。いくらご希望されても医学的に必要と判断されなければ実施いたしませんので、ご理解のほどよろしくお願い致します。
まだまだ寒い日が続くと思います。外出後のうがい・手洗いをしっかりして、体調を整えてこの冬を乗り切りましょう。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします!