2019年06月17日
「第68回 日本アレルギー学会学術大会」に参加してまいりました。
けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
東京で開催されました「第68回 日本アレルギー学会学術大会」に参加してまいりました。
この学会は「アレルギー」という枠組みのため、内科・小児科・耳鼻科・皮膚科などさまざまな診療科の医師が参加します。今回私自身は診療スケジュール上日曜日一日のみの参加となりましたが、非常に多くの人でにぎわい大変活気がありました。
今回は「気管支喘息」の講演や「喘息とアレルギー性鼻炎」のセミナーに参加したり、「喘息」と「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の合併である「ACO」に関する海外からの招請講演なども聴講することができ、多くの最新の知識に触れる事ができ大変有意義な時間を過ごすことができました。
私が呼吸器・アレルギーを専門としていることもあり、けやき内科には大変たくさんの気管支喘息の患者様が通院しておみえです。気管支喘息の診療は、診断における検査法の発展や、治療薬の選択肢の拡大など、ここ10年ほどでも大きな変化・進歩を遂げています。最近「ACO」の考え方が出てきてから「COPD」の治療の組み立て方も変化したと感じますし、また「喘息」の方の6割は合併がみられるという「鼻炎」についても多くの新たな薬剤が市場に出回るようになりました。「アレルギー」の領域の進歩は目覚ましいものであり、今後もこの状況は続いていくと思われ専門医としては常に最新の情報を捉えていくようにしなければなりません。
今回の学会参加で得られたものを早速今後の診療にいかし、よりよい医療サービスが提供できますよう、これからも積極的にとりくんでいきたいと思います。