2019年09月08日

「第87回 東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。

第87回東海呼吸器感染症研究会.jpgけやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。

名古屋で開催されました「第87回 東海呼吸器感染症研究会」に参加してまいりました。この会は年に2回定期的に開催されるもので、東海地域で「肺炎」などの呼吸器感染症の研究・診療に積極的な医療機関の医師が参加し、毎回活発な議論が行われ非常に活気があります。今回は「肺炎」や「菌血症」などの感染症の中でも特に「耐性菌」の出現等によって治療に難渋した各施設からの症例報告ののち、「新規抗菌薬の開発の現場と課題」というテーマで大学病院の先生の特別講演を拝聴いたしました。
けやき内科でも日常診療の中で多くの感染症の患者様の診断と治療を行なっておりますが、診療所レベルでは対応できない重症の方となると総合病院に紹介という形で治療をお願いすることとなります。今回各施設から提示されていた症例報告はいずれも診療所レベルでは治療することができない重症の方に該当し、私自身が現実にそのような方の治療に当たることないとはいえ、実際各施設がどのように治療に取り組んでいるかというのを知るのには大変よい機会となります。また特別講演では現在まだ日本では使用できない新規の抗菌剤も含めて、様々な抗菌剤の情報をお伺いすることができましたが、そのような知見を得られることも今後の診療に役立てられる一情報であることは間違いありません。
今回の研究会で各施設の取り組みを垣間見て大変励みになったことも間違いなく、得られた見識をこれからの診療にも役立てていきたいと思います。

これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。


posted by けやき内科 at 05:00| 院長より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする