けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
東京で開催された「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の講演会にWebから参加いたしました。今回の講演会には日本全国から300人ほどのCOPDの診療に携わる医師が参加いたしましたが、私を含む7割以上220名ほどはWebからの参加であったとのこと。コロナ渦において講演会もWebから参加できるものが増えてきてます。
「COPD」は主に喫煙にて引き起こされる慢性進行性の呼吸器疾患ですが、現在でもまだ診断されていない潜在するCOPD患者数は650万人以上とも言われ、より一層の早期診断と適切な治療介入が必要と考えられています。昨今は喘息との合併である「ACO: Asthma-COPD Overlap」の存在も注目されていることから、より的確な診断と治療薬選択が重要視されており、また「COPD」はコロナウイルス感染症の重症リスク因子の一つであることからも、現在の注力すべき疾患の一つと言って良いと思われます。
今回の講演会では、全国的にこの領域の第一人者としてご高名な呼吸器専門医の先生と、もともと循環器領域の専門である立場で積極的にCOPDの診療に取り組んでみえる先生のご講演を拝聴いたしました。非常に勉強になったことは間違いなく、特に循環器専門医としての視点からの考え方に触れることはあまり機会がないため興味深いものでした。
今回の講演会に参加して得られたものを早速これからの日常診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願いいたします。