けやき内科のブログをごらんいただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
週末に開催されました「第89回 東海呼吸器感染症研究会」に参加いたしました。この会は東海地域で「肺炎」などの呼吸器感染症の研究・診療に積極的な医療機関の医師が参加し、毎回活発な議論が行われ非常に活気があります。今回は新型コロナ感染症の拡大の中での開催となったためオンラインでの開催となりましたが、60名以上の医師が参加し大変活発な議論が行われました。講演会のテーマが「新型コロナウイルス感染症」という、まさに我々医療従事者が直面している大きな課題であった事もあると思われます。
今回はこの地域で実際に新型コロナウイルス感染症の入院診療を担当している複数の病院の医師からの報告があったのちに、特別講演として現在大学病院で新型コロナウイルス感染症の診療と研究を実施してみえる第一人者の先生のご講演を拝聴いたしました。オンライン上での開催でありながら、これまで以上の活発な意見交換が行われ、特別講演では新型コロナウイルスの感染リスクや呼吸管理、疫学的データなど多岐にわたる内容をおうかがいすることができ大変勉強になりました。もちろん「けやき内科」には入院病床もありませんので、実際にコロナウイルス感染症の治療に当たることは現時点ではありませんが、コロナ禍で呼吸器専門医として診療をおこなっている以上は当然把握しておかなければいけない情報ばかりと感じました。また各施設の医師がいかに頑張ってコロナ感染症に取り組んでいるかということを実感もいたしました。
今回の講演会に参加して得られた知見を今後の診療に活かして、今後も一診療所での「呼吸器専門医」としての役割が担えるよう積極的に取り組んでいきたいと思います。
今後とも「けやき内科」をよろしくお願い致します。