2021年01月18日
今年の花粉情報は?
けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
1月も半ばをすぎ、花粉症の時期が近づいてきました。患者様からも「今年の花粉症はどうでしょうか?」と質問をいただく事も多くなってきました。
日本気象協会によると、花粉症にもっとも関与している「スギ花粉」の飛散開始時期は、今年は九州から東北まで例年並みと予想されています。けやき内科のある名古屋は、2月20日頃から花粉飛散が始まるとの予想です。例年飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めるとされていますので、1月末頃から花粉対策をはじめると良いでしょう。
一方で花粉の飛散量については前年の夏の気象状況の影響が大きく出ると言われています。2020年の7月は梅雨前線の停滞により降水量が多く、8月は勢力の強い太平洋高気圧により気温も高く日照時間が長くなりました。結果として今シーズンの花粉飛散量が多くなることが予想され、東海・北陸・関東を中心に2020年前シーズンと比較して「非常に多い」と予想されています。昨年症状があまり出なかった方も今年は注意が必要と考えられます。
一般に花粉症の治療薬については「症状がでてから」ではなく「花粉飛散がはじまる頃には」開始したほうが望ましいとされています。「症状がでないように抑える」という考え方です。症状がでてから治療を開始した場合、特にピーク時の症状のコントロールができない可能性があります。したがってもともと「スギ花粉症」とわかっている方で名古屋周辺にお住まいの方は1月末頃から治療を開始するのがよいですね。
これからも「けやき内科」をよろしくお願いいたします。