「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日からゴールデンウィークが始まりました。長い方は5月5日まで7連休の方もおみえになるようです。
しかしながら残念な事に現在コロナ禍で「第4波」真っ只中、「けやき内科」のある名古屋市も「まん延防止等重点措置」の適用になっており、「不要不急の行動」や「県をまたぐ移動」は控えるようにすすめられているため、昨年同様あまり開放感のあるゴールデンウィークとはならなそうです。自宅でゆっくり休んで日頃の疲れをとる期間に当てるのが一番ですね。
さて「けやき内科」の診療は暦通りに行いますので、本日は「昭和の日」でお休みですが、明日30日、明後日5月1日は通常通りの診療です。
5月2日は日曜日、3日は「憲法記念日」、4日は「みどりの日」、5日は「こどもの日」で4連休となりますが、6日木曜日からは通常通りの診療を再開いたします。
「けやき内科」に通院中のかたで休診期間中に急な症状がありました場合は、各地域の医師会休日急病診療所か救命救急センターを受診いただきますようお願い申しあげます。またその際は「お薬手帳」「血圧手帳」「喘息日誌」など、普段の診療内容がわかるものを持参いただきますようお願いいたします。「発熱」で特に「コロナウイルス感染症」の心配のある状況であれば「愛知県救急医療情報センター(TEL:052-263-1133)」にご相談いただきますよう、お願い致します。
また4月20日頃より「コロナワクチンの予約をしたい」という電話が殺到し、通常診療に支障をきたすような状況になる時もしばしばあります。診療時間外にお電話いただいた場合は、緊急の用件に限り留守番電話に診察券番号とお名前、用件を録音いただきこちらから連絡するという対応をさせていただいていますが、最近「コロナワクチンの予約をしたい」という録音が複数件見られます。現在「けやき内科」でのコロナワクチンの予約は準備中であり、まだご予約は受け付けておりません。また留守番電話にそのような録音を多数されますと、録音時間にも限りがありますので本来必要なはずの緊急要件の方が録音できなくなってしまう可能性があります。
したがって留守番電話に「コロナワクチンの予約をしたい」という録音はしないでください。
「ワクチンの予約ができるようになったら電話ください」という録音がされている時もありますが、限られた人数で診療をおこなっておりますのでこちらから予約可能のお電話を差し上げることは困難です。院内の掲示やホームページでの案内をそれぞれご確認いただきますようお願い申し上げます。
それではみなさん、良い休日をお過ごしください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。
2021年04月29日
2021年04月21日
けやき内科での「新型コロナウイルスワクチン」の接種について(第一報)
「けやき内科」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「けやき内科」は国が行う「新型コロナウイルスワクチン」の「個別接種」をおこなう医療機関に選定されました。
ここ数日の間に65才以上の方にワクチン接種をおこなうための文書が配布され、名古屋市のホームページにも予防接種のできる医療機関の一覧が掲載されていることもあり、「けやき内科で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたい」という問い合わせをたくさんいただいております。
現時点では5月下旬より完全予約制で実施する予定ですが、まだ決まっていないことも多いため、現時点で予防接種の予約を受けることはできません。予約したいというお電話をたくさんいただいておりますが、予約可能となりましたらホームページ、ブログなどを通じておしらせいたしますので、もうしばらくお待ちください。
65才以上の方を対象とした「集団接種」は名古屋市では5月12日より開始予定となっていますが、できる限り早く多くの方が予防接種を受ける事が望ましいため、まずは「集団接種」での予約もご検討ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。
「けやき内科」は国が行う「新型コロナウイルスワクチン」の「個別接種」をおこなう医療機関に選定されました。
ここ数日の間に65才以上の方にワクチン接種をおこなうための文書が配布され、名古屋市のホームページにも予防接種のできる医療機関の一覧が掲載されていることもあり、「けやき内科で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたい」という問い合わせをたくさんいただいております。
現時点では5月下旬より完全予約制で実施する予定ですが、まだ決まっていないことも多いため、現時点で予防接種の予約を受けることはできません。予約したいというお電話をたくさんいただいておりますが、予約可能となりましたらホームページ、ブログなどを通じておしらせいたしますので、もうしばらくお待ちください。
65才以上の方を対象とした「集団接種」は名古屋市では5月12日より開始予定となっていますが、できる限り早く多くの方が予防接種を受ける事が望ましいため、まずは「集団接種」での予約もご検討ください。
これからも「けやき内科」をよろしくお願い致します。
2021年04月19日
「重症喘息」の講演会に参加いたしました、
けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
院長の加藤景介です。
昨日福岡で開催されました「重症喘息」の講演会に参加いたしました。コロナ禍でもありWeb参加で聴講させていただきましたが、日本全国から気管支喘息の診療を専門的におこなっている医師が参加されたとのことで、大変勉強になりました。
けやき内科にも大変多くの「気管支喘息」の患者様に通院いただいておりますが、統計的には全喘息患者のおよそ5%は吸入薬や抗アレルギー剤の投与のみでは効果不十分で経口ステロイド薬の使用も必要となるような重症な「難治性喘息」であると言われています。昨今そのような重症な喘息のかたを対象とした治療薬に「抗体製剤」が挙げられます。現在抗体製剤で使用できるのは「抗IgE抗体」「抗IL-5抗体」「抗IL-5受容体α抗体」「抗IL-4受容体α抗体」の4種類で、いずれも薬価が高いのが難点ではありますが優れた効果があることが知られ注目されています。今回の講演会では中でも「抗IL-5抗体」を中心とした様々な知見をお伺いする事ができ、大変有意義な時間を過ごす事ができました。
今回の講演会で得られた知見を早速これからの日常診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い致します。
院長の加藤景介です。
昨日福岡で開催されました「重症喘息」の講演会に参加いたしました。コロナ禍でもありWeb参加で聴講させていただきましたが、日本全国から気管支喘息の診療を専門的におこなっている医師が参加されたとのことで、大変勉強になりました。
けやき内科にも大変多くの「気管支喘息」の患者様に通院いただいておりますが、統計的には全喘息患者のおよそ5%は吸入薬や抗アレルギー剤の投与のみでは効果不十分で経口ステロイド薬の使用も必要となるような重症な「難治性喘息」であると言われています。昨今そのような重症な喘息のかたを対象とした治療薬に「抗体製剤」が挙げられます。現在抗体製剤で使用できるのは「抗IgE抗体」「抗IL-5抗体」「抗IL-5受容体α抗体」「抗IL-4受容体α抗体」の4種類で、いずれも薬価が高いのが難点ではありますが優れた効果があることが知られ注目されています。今回の講演会では中でも「抗IL-5抗体」を中心とした様々な知見をお伺いする事ができ、大変有意義な時間を過ごす事ができました。
今回の講演会で得られた知見を早速これからの日常診療に活かしていきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い致します。
2021年04月18日
「刈谷・知立 Respiratory Expert Conference」に参加いたしました。
けやき内科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の加藤景介です。
昨日開催されました「刈谷・知立 Respiratory Expert Conference」に参加いたしました。今回は私が「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と「ACO(喘息COPD合併症)」の診療について講演させていただきました。刈谷・知立地域の呼吸器専門医として診療をおこなっている先生方ばかりが参加されてみえましたので、一開業医の立場の私が講演させていただくのも大変恐縮だったのですが、私なりに呼吸器専門医として診療している中で考えていることや、昨今の学会での情報やけやき内科での診療データなど含めて発表させていただきました。講演後には参加された先生方とのディスカッションが行われましたが、大変活発な討議がされ参加された先生方が熱心に日常診療に取り組んでいる事が感じられ、大変有意義な時間を過ごす事ができました。
私は開業前に半田市立半田病院で勤務していた事があり、名古屋大学の医局員時代には刈谷総合病院で外来診療を担当していた事もあって、当時お世話になった先生方も今回の講演会に参加されてみえましたため、コロナ禍でもありリモートでの参加だったのですが懐かしくも楽しいひと時でした。このような機会をいただけた事に感謝し、これからも一呼吸器内科医として精進していきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い致します。
昨日開催されました「刈谷・知立 Respiratory Expert Conference」に参加いたしました。今回は私が「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と「ACO(喘息COPD合併症)」の診療について講演させていただきました。刈谷・知立地域の呼吸器専門医として診療をおこなっている先生方ばかりが参加されてみえましたので、一開業医の立場の私が講演させていただくのも大変恐縮だったのですが、私なりに呼吸器専門医として診療している中で考えていることや、昨今の学会での情報やけやき内科での診療データなど含めて発表させていただきました。講演後には参加された先生方とのディスカッションが行われましたが、大変活発な討議がされ参加された先生方が熱心に日常診療に取り組んでいる事が感じられ、大変有意義な時間を過ごす事ができました。
私は開業前に半田市立半田病院で勤務していた事があり、名古屋大学の医局員時代には刈谷総合病院で外来診療を担当していた事もあって、当時お世話になった先生方も今回の講演会に参加されてみえましたため、コロナ禍でもありリモートでの参加だったのですが懐かしくも楽しいひと時でした。このような機会をいただけた事に感謝し、これからも一呼吸器内科医として精進していきたいと思います。
これからもけやき内科をよろしくお願い致します。
2021年04月07日
Q「現在高血圧で通院していますが、「人間ドック」や「がん検診」は・・・」
Q) 現在高血圧で通院しています。診察の時に血液検査も時々していますが、「人間ドック」や「がん検診」は別で受けた方がいいのでしょうか?診察を受けていれば大丈夫でしょうか?
A) 確かに高血圧で通院していると定期的に血液検査を受けるとは思います。それは血圧が高いことにともなって腎臓や心臓の働きに問題がないかを調べたり、血圧が高くなる要因の一つである動脈硬化と関連してコレステロール値や尿酸値が上昇していないか、血糖値はどうか、肝機能に問題はないかなどを調べるのが目的です。要するに「高血圧に関連する何らかの問題が起きていないか」を調べるために検査をしているのです。一方「人間ドック」では血液検査以外にも胃カメラやCTや超音波など様々な検査をおこなう場合もあると思いますが、「全身に異常がないかを調べる」のが目的です。ただしもちろん「広く浅く」調べていると言っても良いので全ての異常が検出できるわけではなく、異常があった場合は「要精密検査」となり医療機関の受診を勧められます。また「がん検診」は脳腫瘍、胃がん、肺がん、大腸がんなど、「がん」に特化した検診ですので「人間ドック」とも位置づけが異なります。おこなう血液検査も「腫瘍マーカー」などの「がん」の発見を目的にした項目となるので、「人間ドック」のようにがん以外の病気の有無がわかるわけではありません。結論ですが、通院して定期的に血液検査をしていれば「人間ドック」や「がん検診」を受けなくても大丈夫と言うわけではないのです。
(2021年4月7日 中日新聞市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)
A) 確かに高血圧で通院していると定期的に血液検査を受けるとは思います。それは血圧が高いことにともなって腎臓や心臓の働きに問題がないかを調べたり、血圧が高くなる要因の一つである動脈硬化と関連してコレステロール値や尿酸値が上昇していないか、血糖値はどうか、肝機能に問題はないかなどを調べるのが目的です。要するに「高血圧に関連する何らかの問題が起きていないか」を調べるために検査をしているのです。一方「人間ドック」では血液検査以外にも胃カメラやCTや超音波など様々な検査をおこなう場合もあると思いますが、「全身に異常がないかを調べる」のが目的です。ただしもちろん「広く浅く」調べていると言っても良いので全ての異常が検出できるわけではなく、異常があった場合は「要精密検査」となり医療機関の受診を勧められます。また「がん検診」は脳腫瘍、胃がん、肺がん、大腸がんなど、「がん」に特化した検診ですので「人間ドック」とも位置づけが異なります。おこなう血液検査も「腫瘍マーカー」などの「がん」の発見を目的にした項目となるので、「人間ドック」のようにがん以外の病気の有無がわかるわけではありません。結論ですが、通院して定期的に血液検査をしていれば「人間ドック」や「がん検診」を受けなくても大丈夫と言うわけではないのです。
(2021年4月7日 中日新聞市民版「教えて!ドクター Q&A」掲載)